![]() |
> サイト一覧 > 詰将棋を解く / 先月の懸賞詰将棋 |
【作者】武田裕貴 【正解】33飛、44玉、63飛成、22歩合、45歩、34玉、46桂、同銀、23龍、同歩、44角成迄11手。 【解答数】146名→誤解5名 ★盤上6枚のサッパリとした初形。しかも初手が見えやすく、手を出さないわけにはいきません。 ★43玉と逃げられるのは許せないので、初手は33飛と押さえます。玉方は44玉と寄り、次に54玉を狙います。これを打ち砕くかのように、3手目63飛成が絶好の移動先。ここでの合駒が考えどころ。(1)22香打合は同角成、同香、45歩、34玉に35香で詰み。銀・金・飛合も同様です。(2)22桂合は45歩、34玉、23龍まで。角合も同様。よって(3)22歩合が正解です。 ★この歩合を22同角成と取るのは、同香、45歩、34玉で打歩詰の形になり、詰みません。歩合をそのままにして45歩と打ち、玉を元の位置に戻します。ここで23龍という手が見えれば勝利は目前。23龍、同歩に44角成と指したいので、事前に桂を捨てて銀を逸らしておきましょう。 ★基本的には紛れ控えめの指しやすい手順ですが、大駒が派手に動くので詰将棋らしさは満点。それだけでは物足りないところを、合駒が補っています。まさに簡明で、爽やかな作品でした。 ◆「トップページ懸賞詰将棋」現在の在庫4作(2026年1月以降未定)です。皆様のご投稿をお待ちしております。 ◆作品投稿はこちらから→【投稿フォーム】 (連絡可能な電子メールアドレスが記載されている作品には、必ずこちらから採否をお伝えする返信メールをお送りしています。投稿から1ヶ月以上経過しても返信がない場合、電子メールアドレスの入力ミスや管理人怠慢の恐れがあります。管理人宛のメールにてご連絡ください。) トマト使いめりるりら「さりげなく限定打。」 アニメおたく「4手目の合駒が少し不安です。それ以外は素直な作品ですね。」 門田和雄「小気味よいステップで軽やかにGood!!」 森田 正「合駒した歩が大駒捨てで一歩前進。良い味です。」 ★合駒が動くのは好印象。 南里憲司「飛車と角の共同作業」 吉田真一「初手で案外、玉が狭くなることに気づくと、後は流れるように解けたように思います。2手目の合い駒も何気に限定されるのも良いです。角の救出のため、龍が最後まで命を削るような働きを見せてくれました。」 内藤英一郎「とってもシンプルでなおかつ賢明な手順だと思いました」 野村孝二「飛車が王将の動きを限定しつつ、最後は捨てて詰め上げる点が見事なり。」 GEDZI「さり気なく限定の歩合。最後に角がひょいと成るのもいい感じでした。全ての駒に無駄がなく素晴らしいです。」 ★動く駒が多いと、無駄のなさが強調されますね。 小笠原哲也「少し考えて「解けた」と喜ぶ作品。HP表紙に適切ですね」 NORI_560「4手目、歩合以外は不適(早詰)ですね」 marsall「打歩詰回避などもなく、平易な手順。」 明石吉光「初手飛車の打ち位置がいくつか考えられますが、3三飛から6三飛成の王手が絶好に見えました。2二の合駒は歩以外は早詰めになります。最後は2三龍の気持ちのいい捨て駒できれいな収束です」 今野盛基「とどめは馬でした。」 稲月健一「限定合から、龍捨てで動かして鮮やかにフィニッシュ。堪らないですね!」 黒柳淳之「飛(龍)の暴れる好手順で、最後は2三龍の巧さで角が働けて良かったです。好作ありがとうございました。」 ダウドナ「23竜が眼目か。ただこの手は22桂合とされた時の、早詰みの筋に現れるので発見は容易でした。」 ★歩でもぶつけるのが豪胆な一手。 渡辺 良「1一の角との両王手かと思いきや、飛車で3筋4筋に縛り付ける手順に気づき、あとは合駒を調べてみました。」 西村 章「4手目歩合を強要してその頭に23竜と捨てるのが絶妙手順でした。」 山田毅久「最後にきれいな捨て駒が入ってよかった。」 井上泰夫「盤面を全体的に良くみていないと、飛車を最後に捨てた後に、ちょうどいい場所に角が成り駒で詰ましていたのが良かったです。」 ★角の利きを見逃しません。 あなすい「4手目歩合以外は全て早詰み 良問でした。」 貴棋「合駒が動く作品。」 白石直人「3三飛〜6三飛成ルートはいかにも凡庸な追いかけ方なのでこれは違うのだろうと思っていたらこれが答えだった。2二の合駒が歩以外だと早詰みするところがポイントか。」 小林常保「2二歩の限定打と打歩詰回避がよい。令和7年7月2日(水)午前3時24分に解答着手→午前3時28分に解く(所要時間 4分)→即日 午前3時48分に解答送信。 」 亀井慎太郎「現代経済社会も、このような関連性で構成されているんだろうなと思わせてくれる詰将棋でした。」 坂野孔一「4手目の合駒は22歩。」 日向野隆弘「9手目2三竜が胸のすく一手でした。」 ひょめにん「紛れはあまりないものの、2二に打つ合駒の種類によって、あるいは角でとり、あるいは角でとらずにスルーして対応するあたりが面白いな…と感じました…。合駒初心者なもので、的外れなこと書いていたらすみません…」 ★まさにそこが面白いところです! おおの よしき「いくつかのポイントがありましたが、合駒が歩限定になっているのもいいですし、最後の最後に角を働かせて詰ませるのがおもしろいですね。素晴らしい作品でした!」 伊原恒裕「22桂合以下、25銀、35玉、34龍!、同桂、44角成など暗算してしまいました。」 北畑和美「23龍が一輪の花」 宮川忠久「2二歩と受けられて手がないかと思ったが2三竜が角の効きを復活させる絶妙の一手。打たせた合駒を動かして利用する所が上手い。」 名越健将「1回目で解ける。たまにはこんな易しい問題もあり、ですね。→すいません、手順前後してました。だから1回目ではなく2回目です。」 ★無事に生還。ちなみに誤解の大半は3手目53飛成でした。誤入力とは思いますが、どこに飛を成るつもりだったのかは判然としないため、誤解とせざるを得ませんでした。 空蛙「合駒は歩に限定ですね。打歩詰禁さまさま。」 kabo「退路を狭くすることを考えていると自然に詰んでしまいましたが、夏の暑い時期にはこんな詰将棋の方が納涼には良いのかもしれませんね。」 大井芳行「初手「3三飛」の限定打は平凡な手でした。」 renbajinharuhi「初手飛を離して打つ32飛は43玉で不詰。33飛、44玉、63飛成の時の合駒問題。頭の丸い角、桂は44歩〜23竜で早詰。香、銀、金、飛は同角成以下早詰。何と打ち歩詰めの変化も含めて歩合限定。46桂で銀の利きを外し、23竜の大技で解決。3段目を飛車(竜)が大活躍の一題。」 堀口一雄「これしかない初手ですが、中々打ちづらいですね。合駒をこじ開ける23龍が気持ち良い手です。」 青江邦正「飛車の動きが良い。」 ★だんだん振れ幅が大きくなります。 武内洋介「4手目の合駒読みが良心的で助かりました」 池田 明「初手「3二飛」で詰めば傑作でした。」 坂口修治「2二歩の限定合いを後で逆用する手順に唸りますね。」 三宅周治「最後は角が世に出て収束する手順が上手い。」 永澤廣知「限定合からの歩頭の竜で伏線回収。」 坂本栄治郎「飛角桂歩の連携素晴らしい」 松崎一郎「竜捨てで合駒を移動させ、最後は角成の気持ち良いフィニッシュ!。」 木村 正「玉方「2一香」 でなく「2一歩」の配置だと4手目の「2二歩合」が二歩でできないのがよい。」 荘山「初手33飛が決まれば、後は自然な流れです。23龍捨てがきれいですね。」 三森 満「合駒をひとつひとつ確認しました。」 野甚蔵「33飛から63飛成は俗手の好手で、まさかの展開です。それに加えて合駒は飛か金が定番と思ったのに、あっさり歩合いは完全に裏をかかれた感じでした。素直に考えれば難しくないのかもしれませんが、詰棋だから初手33飛はないと思い込んでものすごく悩んでしまいました。夏らしくすっきり、飛車の活躍が楽しめる好作品と思います。」 twd「玉の逃げ場所から考えると絶対手が多かった印象もありますが、閉じ込められたはずの角がとどめを刺す手順には度肝を抜かれました。玉から離れた場所の符号が多く、頭の中で考えるのが難しい問題でした。」 近藤寛己「合駒を取らないのが盲点でした」 ★角が使えなくなるならせめて歩を取りたい……という心境ですね。 kentara7「初手から自然な攻めが続きますが、最後の2三竜が気持ちのいい活用でした。」 山田 正「6三飛成の限定移動がよい。」 pom「2三龍からの3手詰めですが、なかなか見えませんでした。」 小池邦彦「合駒の歩を使って、竜切りは意外でした。」 市原 誠「飛車が八面六臂の活躍!!!」 大沼眞人「3手目が見えにくい手」 原賀立太郎「詰方「2六香」の配置が余詰防止になっています。仮に「2五香」だと3三飛 4四玉 6三飛成 3四玉 2六桂で早詰となります!」 井上浩一「初手の飛車打ちは当然として、3手目の飛成、4手目の歩合が限定であり、桂捨てで守備の銀を動かしておいてから、龍を今度は右に振って詰みになるまで、みごとな連続手で感動的でした。」 治山治水「歩以外の合駒は全て早や詰みですね。何か最近暑さのせいか思考力が低下中です。」 ★危険な暑さが続いています。ご注意を。 杉田 透「4手目の合駒は、質駒になることも考慮して「歩」になりますね。」 原田雄二「4手目22歩合、9手目23龍が難しかった。」 中野 実「今回は金だけが登場しませんでした。」 谷澤保平「23竜が強烈な好手」 shimacharo「歩頭に捨てる23龍の感触の良さや、合駒の歩や壁駒の55銀が動くところなど、好感度の高い詰将棋でした。スッキリした初形や、合駒によって詰ませ方が違う(歩合と桂合だけ取ってはいけない)ところも良いですね。」 小川晃生「2二歩で詰まんよな、と思って他の手を考えてたら、これが正解だった...」 小林 衛「最初に打った飛車が最後は捨駒になるのが詰将棋らしい。」 黒木雅明「実戦にはまず出てこない21香、26香の配置を見るとウキウキしてきます。」 ★将棋を実戦の配置だけで終わらせるにはもったいないですね。 松岡利忠「盤面が広いので33飛車しかない。あとは、23竜が気持ちよく、自然な流れですね。」 上谷昌昭「合い駒はやっぱり歩でした。最後は角の引き成りが決まってスッキリ。」 RINTARO「合駒の歩の頭に龍を捨てるのが快感。」 浅沼英樹「広いけど収束感が良い。」 堀口真志「今回の合駒選びは比較的分かりやすかった。2二香打でも取って並べ詰み。」 西澤叶祐「打歩詰のおかげで歩合が限定合になっているのが好きです。」 石黒文康「必然手順の進行、合駒も難しくないので迷い所がなく爽快に解けました。」 林 茂広「最後に龍捨てが気持ちよく決まる。」 小林理恵「持駒が飛桂香でも同じ手順で詰みますか?」 初冠「打歩詰を巡る攻防が楽しい」 本多「広く見えて狭かったです。」 はまち「竜を切る9手目が気持ちいいですね!!」 ふーあんこにゅ「四手目は歩合い限定なのが面白いですね。脳内で解いてたら五手目で打ち歩詰めだと勘違いしてハマりましたが、その辺りを絡めて違う筋の作品がさらに作れそう。。。」 ★創作のきっかけはどこにでも転がっています。 小野寺隆「危うく角ワープするところでした…。」 川浜次夫「珍しく玉の動きが少ない。」 山椒魚「2三龍が超気持ちいい。」 Tian「最後大駒が大きく動いて爽快」 長澤知弥「6三飛成以降は、簡単だった。2二への合駒は、選択肢が少なく考えやすかった。」 山岸 格「4手目の合駒は同角成のとき唯一打ち歩詰めになる歩に限定されるんですね」 依田邦久「今回は久しぶりに瞬殺で解けました 打ち歩詰め打開の作品ですが銀を動かすのが習いある手順 龍捨てからは爽快な収束です気持ち良しですね」 佐藤勇大「角で合駒を取って詰ますとばかり考えていて、飛車捨てから44角成は見えにくかった。」 目堅浩久「4手目の歩合いは限定がミソ」 熊谷直樹「合駒が動くところが良いですね。」 鈴木康弘「初手の3三飛から8手目の4六同銀までは直ぐに浮かぶほぼ必然の手順だったが、龍を再度2筋で活用する順になかなか気付かなかった。」 ★23龍はまさに決め手の大技。 荒木孝二「4手目は歩合限定でそれ以外は早詰め、また、同角成は打歩詰。最後は竜捨てで豪快に収束。」 北町奉行「45歩から46桂は55の銀を移動させる為だけの手に思えてしまい、45歩を土台に角を成る手はなかなか浮かびませんでした。」 久保貴史「300万ヒット記念の当選で詰パラ7月号を送っていただきありがとうございました。詰将棋はどんな長編でも盤無しでしか解きません。詰パラを定期購読にすると大変な時間を取られますので慎重に検討中です。看寿賞の特集は読み応えがあり火が付きそうでした。」 ★楽しんでいただければ幸いです。 hidetaka.suzuki「63飛成が意外と見えづらく、あとは綺麗な駒捌きを堪能しました。読んでいなくても、初手33飛と入りたい、手順も実戦形の作品ですね。」 福島博司「先月は応募できなかった」 宮田敦史「難易度は抑えてあるが感触は良い(23龍など)。3手目35飛成は大丈夫?」 ★宮田先生の「大丈夫?」は怖いですね。53玉、55龍、63玉で角筋から外れるので大丈夫と思います。 河村浩人「打ち歩詰め回避問題に何故かなっている。」 苅田隆介「龍を捨てる手は、なかなか見えなかったです。」 あるる「一旦は閉じさせた鍵を、再びこじ開ける感じが良い。」 木火「すごく広く見えますが、意外と玉が狭いのには驚きでした。」 川端 潤「とてもわかりやすい合駒問題。」 市橋宗士「飛び道具が揃った初形、また、香と香、銀と銀の対峙形、何と爽やかな図だろうか、余詰を消す駒が殆ど無いが大丈夫なんだろうか、合駒の選択で逡巡したが竜捨てで動かす順があるので、これが作意だと思いました、作者の狙いをお聞かせください・・・ 」 作者「狙いは合駒で発生した歩頭への大駒捨てです。玉方21香を他の駒(21銀等)にすると、紛れAの順で余詰が生じます。」 ★紛れAとは、「3手目22同角成は同香 45歩 34玉で打歩詰」のこと。最後の34玉から、46桂、同銀、54龍、33玉、44龍、32玉に22香成と進みます。この時に取られる駒が強いので余詰発生、というわけですね。玉方21歩なら余詰は回避できますが、合駒の歩が打てません。 坂野 均「玉を下段に落とすのは持ち駒が悪く詰まない。歩合は限定なんですね。」 長谷川和久「初手は一目33飛でしょう。」 大島 奏「変化が少なく結構簡単だった。」 松本 繁「4手目、合駒が飛角金銀桂香歩のどれも候補になっているのが面白い。通常、歩から考えるのでわかりやすかったです。」 ★合駒を何から考え始めるかはアンケートを取りたいですね(筆者は飛から)。 佐々木昭則「初手33飛は、必然手と思いましたが、その後のまとめ方に苦労しました^^;要に見える竜を捨てて、22の地点をこじ開けてから、眠っていた角で、とどめを刺す。小気味よい良作です^^」 眞壁朝春「合駒を一番低い「歩」だろうと簡単に考えていたら、歩を取られた変化が、打歩詰めで逃れているのに気づきました。合駒の歩は必然ですね。歩頭の龍捨てが気持ちいいです。」 佐々木一範「4手目の合駒に少し迷いましたが、歩以外は早詰みなんですね。スッキリ。」 渥美雅之「大駒の威力を発揮しました。飛の活躍で王を狭くして見事な詰め上がりです。」 早田弘之「持駒に金気が無いので第一感33飛しかないが44玉の時54を抑える必要があるので63飛成持駒に歩があるので打歩には注意したが45歩は打歩にならない空王手に合駒は前に効く駒しか無いので歩ないしは香だが46桂から23龍で解決」 荻原和彦「実戦的な順が続いた後、ささやかな「合駒動かし」がキラリと光って後味爽やか。欲を云えばどこかで鋭い手がもう一つ入るとなお良し。」 占魚亭「44地点への利きを巡る攻防。スマートな手順で面白かったです。」 吉野松樹「左辺が広そうだが、33飛〜63飛成でうまく狭めている。」 ★大駒のパワーは頼りになります。 青山良秀「縦横に活躍する大駒の力で玉は宙吊り。」 浜野乙三「当然とはいえ限定が良。飛成位置、合駒、龍捨てタイミング。不成とは違った打歩回避も良。決め手のドハデな龍捨てが見事。」 友沢友春「9手目での合駒の移動が面白いと思います。」 日比野雄嗣「意外にあっさり解けました」 村井大士「23龍が気持ちよい。」 【当選者発表】 ■お一人様で何通もの解答を送られた場合、もっとも先に届いたもののみ有効とします。また、お名前(ハンドルネーム)は必ず記載してください。記載のなかった場合、メールアドレスの最初の部分(「@」の直前)の一部を掲載させていただきす。お名前、アドレスともに記載のない場合は、短評のみ掲載し、正解者リスト掲載や抽選からは除外いたします。悪しからずご了承ください。 ■詰パラ最新号を5名様に進呈いたします(定期購読者の方は誌代1ヵ月分入帖)。 ■解答時にメールアドレスを記載された方には、発送先をお尋ねするメールを送りますので、折り返し必要事項をお知らせください。 ■当選者はこちらの皆様です! 当選者……pomさん、井上浩一さん、福島博司さん、今野盛基さん、河田さん ■おめでとうございます(^-^) 【正解者(変則五十音順、敬称略)】
|
||||||||||||||||||||||||||||
![]() |