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【作者】若松隼士 【正解】12角、11玉、31飛、22玉、33歩成、同銀、11飛成、同玉、23角成、21玉、12香成まで11手。 【解答数】157名→誤解19名 ★右上隅にまとまった初形。初手は持駒の飛角を打つしかなく、しかも遠くから打つ手は考えにくいので、解きやすそうに見えます。 ★初手11飛は32玉、31飛成、23玉以下逃れ。31飛は22玉、44角、13玉以下逃れ。飛を残す方が得に見えるので、正解の初手12角は指しやすい手でしょう。これに対する応手が大きな波紋を起こしました。22玉は23飛、32玉、21飛成まで。そこで32玉と逃げて、31飛、22玉、33歩成以下の誤答が多発。32玉は42飛の1手詰!です。正しい受けは11玉でした。23角成として簡単に詰みそうなので、意表を突く受け方だったようです。 ★3手目23角成は13銀と香を取られ、12飛、21玉で攻めが切れます。31飛とひとつ離して打つのが巧みな一手。合駒は同角成までなので、22玉とかわします。玉を飛角で取り囲み、どうやっても詰みそうな形。ここで33歩成がうまい利かし。銀を動かしてやると、前述の23角成に13銀と取られる手が消せます。7手目11飛成で玉を呼び戻して収束です。8手目13玉は34角成まで。 ★使いにくいように見える大駒に、大駒らしい働きをさせた手順が見事。変化の両王手や開き王手のおかげで、33歩成の軽手が引き立ちます。 ◆「トップページ懸賞詰将棋」現在の在庫1作(10月以降未定)です。皆様のご投稿をお待ちしております。 ◆作品投稿はこちらから→【投稿フォーム】 (連絡可能な電子メールアドレスが記載されている作品には、必ずこちから採否をお伝えする返信メールをお送りしています。投稿から1ヶ月以上経過しても返信がない場合、電子メールアドレスの入力ミスや管理人怠慢の恐れがあります。管理人宛のメールにてご連絡ください。) RINTARO「完成品。作者のセンスが窺えます。」 兼崎秀治「34に配置された歩の意味が解った時にスッキリでした。」 石原 守「両王手を見せながら飛車を打つのに気がつかないで,時間をロスしました。今月は更新を早く見つけたので,朝の仕事開始前に頭の体操ができてよかったです。」 トマト使いめりるりら「邪魔な銀をいなす手順。やはり手順が全て限定打ってのはいいね。」 伊原恒裕「好形好作、きれいな手筋もの。昔の短編作と比べると、何かが少し違う気もする、何でしょうね。」 黒柳淳之「初手は飛打ちだと思っていました。そこが盲点(私だけかな?)。先入観はダメですね。そう言えば、先月の良作品も最後が“香成”でした。今回もありがとうございました。」 内藤英一郎「最初1一飛から攻めていってドツボりかけました。しかしうまいですね!」 ★11飛は、32玉に14角と打ちたくなるので、深入りしてしまいがち。 北原幹久「紛れがそこそこにあり、初手の飛打もないわけではないがどれも足りないし、1二角〜3一飛が見えた瞬間、正解にたどり着いたことを確信した。3三歩成が軽手、これで開き王手の条件がそろった。後は1一飛成の決め手で再度雪隠に誘って詰め上げる。易しい作品だが詰後感は悪くない。」 小林常保「5手目「3三歩成」の捨駒が詰将棋らしい手です。令和4年7月1日(金)午前11時32分に解答に着手→午前11時43分に解く→即日の午前11時58分に解答送信」 アニメおたく「手が広くかなり考えました。おまけに2手目32玉と書きそうになりました。あぶな」 ★32玉の誤答多発は予想外でした。生還、お見事! 大野芳樹「三手目の3一飛に気がつけば、あとは必殺の両王手があったり、上部に逃げようとすると角成の空き王手があるなど、変化手順もおもしろいですね!」 林 茂広「強力な角と銀の死角を突く!」 今野盛基「31飛がポイントですね。」 ★両王手を使った合利かずが狙い。 北畑和美「24の銀を動かせば守備力ダウンなのか。紛れも変化もあまりないけど、後味は悪くない。」 谷澤保平「狭い範囲の中の動きなので、考えやすかった。」 西村 章「初手角のベタ打は無いだろうと飛車打から入り少々道草。5手目攻めの拠点と思われる34歩を成捨てるのが上手い手順でした。」 小寺淳人「初手▲12角が心理的にやりにくい手だと感じた。あとはきれいな収束だと思います。」 kentara7「駒の連携が綺麗で自然な詰み筋でした。」 ダウドナ「3手目の3一飛を発見して解決。好作ですね。」 佐々木一範「初手が限られるので、読みやすかったです。初日に解けるとスッキリします。」 井上泰夫「駒は少ないけど、全ての駒にそれぞれの地味な存在がある!という事に気が付きました。」 南里憲司「玉を守備駒に近づけない」 亀井慎太郎「12角→11玉の時に、詰まないと考えてしまいました。31飛車と、一つ離す事で解決しました。22玉と逃げるのにも味があるし、最後、11飛車成りの時に、13玉なら、34角成りが、又、味がありますね。質問なのですが、15金は、何のために必要な駒なのでしょうか?」 ★初手11飛、32玉、14角を防いでいます。そのためだけの配置なので、惜しいといえば惜しいですね。 高橋昌之「24銀の利きが13に及ばなくなったのがキモだった。」 佐藤勇大「3三歩成が、銀の香車への利きを消しながら、変化手順の3四角成も可能にした一石二鳥の一手。」 あいうえお「▲1二角△1一玉▲2三角成という、香車による開き王手の筋は比較的すぐに思いついたのですが、△1三銀と香を取られてダメだなあと。そのあと▲1二角△1一玉▲3一飛に△2二玉と上がられたところまで考えたら、▲3三歩成として銀を動かせばいいじゃんと気づき、あとは一瀉千里(嘘です)。」 ★嘘ですか(^^; 神品和男「歩成の小技が光る」 大井芳行「8手目で「1三玉」と香車を取ると「3四角成」で早詰みになるが この変化もよい!」 kabo「脱出を防ぐ手段が限られているため、考えやすい問題でした。香を抜かれないようにするための事前工作の手順が楽しめました。」 山椒魚「3三歩成の感触が良い。」 宮田敦史「全てが上手く出来ている。15金は必要?」 三森 満「初手の角が詰上がりまで主役」 renbajinharuhi「初手は飛打か角打の2択。11飛、32玉、31飛成は23玉で続かず、32玉に14角は同金(そのための15金の配置か)で駒不足、初手31飛は22玉で後続手なし。したがって初手は角打。これが12角と打つと22玉は23飛、32玉に至っては42飛の一発。従って11玉だが、こうなればしめたもので角成が香の自動王手になるので、あとは詰将棋の見慣れた手順が見えてくる。31飛で合駒できず、(21角成が両王手)33歩成が銀の無力化と12角の筋を通す一石二鳥で解決。終わってみれば玉が配置図と同じ位置で詰んでいる。」 ★還元玉でした。 ふーあんこにゅ「1一に玉を戻すというのがビデオ巻き戻しみたいで楽しめました。」 青江邦正「3三歩成から1一飛成のコンビネーションが巧い。」 安井 進「香取りの 銀を逸らし 開き王手」 S.Kimura「歩の成り捨てが良い手ですね.」 うーまん「8手目で香を取る手順も捨てがたい。」 野甚蔵「2手目の逃げ方がすごいです。24銀の守備を失念していて、送信直前まで32玉から作意通りの手順で正解と思っていました。32玉だと42飛で一発ですね。見直しして気付いてよかったです。」 伯井清行「5手目以下の「3三歩成 同銀 1一飛成 同玉」は詰将棋らしい見事な手順ですね。」 山田毅久「易しい問題とはいえ、七手目は鮮やか。」 ★打った駒を捨てる、定番の味良し手筋。 森田 正「両王手を含みとした31飛がきれいに捌けて気持ち良い。」 吉田真一「飛車より香車がとどめの駒というのが詰将棋らしいと思いました。正解ですよね、多分。」 あなすい「1五の金はナイスミスディレクション!今作の肝と見ました。惑わされました。玉の動きも悩ましいですね。」 坂野孔一「33歩成はどこかですると思った」 村井大士「3手目23角成を読んでいました。」 治山治水「4一との存在で、初手1二角、1一玉、2三角成りで早や詰みか!!と思いきやヒントにある2四銀がいるので不詰み。2四銀の位置をいかにしてズラスことと、4三角を注意してよくよく考えたら2三歩成りがピッタシで一件落着でした。」 堀口一雄「3筋の歩を消す手順が面白いですね。」 片山 知「1五金の存在理由は初手1一飛、3二玉、1四角以下の余詰順を防ぐ意図と推測します。とすると、初形1四香配置なら金を消せたでしょうか?(別の余詰発生?)」 ★14香にして金を削ると、初手31飛、22玉、33歩成、同銀、11角、23玉、33角成、14玉、15銀、25玉、43馬以下の余詰が成立します。この形のまま43角を馬にすると、完全作(ただし、手順の2手目は32玉に変わります)。ただ、変化が大きく削られるので、出題図のほうが勝ると思います。(当初掲載のコメントに誤りがありましたので訂正しました。) 渥美雅之「4手目22王に33歩成がいい手ですね。同銀と銀の移動に11飛成から詰め上がりは面白いですね。」 池田 明「詰方では「4一と」が最後まで動きませんでした。」 空蛙「開き王手に対して銀で香車を取られるのに気づかず、1二角に1一玉が出てこなかったり、3三歩成なしで9手詰と思ったり、散々でした。」 坂山 徹「この頃、急に気温が上がり思考能力停止状態になっていたが、今日はきおんが下がった事もあって解けたよ。3.1飛がおもい浮かばない1.2角から1.1玉、2.3角成、1.3銀、1.2飛、2.1玉でグルグル回ってたよ。」 井上浩一「3手目に3一飛と離して打つのが面白い。詰手順は簡単にわかったが、なぜ1五金があるのか考えて時間がかかってしまった。1四角打ちを防ぐためでした。」 近藤寛己「駒数も少なく手も狭い割には、暗算できませんでした。」 木村 正「初手「1一飛」とすると どうしても詰みませんでした。」 田中 博「難しくて3日かかりました。初手飛打も有力ですが、上部脱出口が34と14にあってうまく封鎖できません。初手12角にいかにも危険な11玉、31飛にも危険きわまりない22玉。33歩成がわかれば詰将棋特有の捨て駒ですね。」 川浜次夫「1五金は1四角を防ぐため?(前回は“作者の一言”がありませんでした。作意を楽しみにしていますので是非お願いします)」 ★ではここで作者のコメントをどうぞ。 作者「銀をそっぽに行かせてから狙いの開き王手。シンプルな図面のまま角打ちから入れたのが個人的に好感触。」 池田悠樹「3手目の離して打つ飛車だったり、7手目の飛車成だったり。本作は飛車がカッコイイですね。」 小川晃生「私の苦手な大駒問題…ですが、初手が限られているせいか、わりとあっさりと解けました。24銀の守りが絶妙に強力(*.*)」 貴棋「角と飛車のコンビネーションが○」 山田 正「玉方「1五金」の配置の意味を教えてください。余詰防止ですか?」 川崎宗男「初手が一番難しかったです。」 上谷昌昭「3手目2三角成から1二飛が詰みそうで不詰み、なので初手は1一か3一への飛車打ちかと思い回り道しました。3四歩は銀の守りを削ぐための配置だったのですね。」 原岡和生「暑さのせいでしょうか、3手詰めが見えず、時間かかりました。」 ★猛暑か大雨が続く日々。皆さん、ご自愛ください。 片岡正人「詰みそうで詰まない。初手で退路封鎖とかいらんこと考えて時間がかかりました。面白かったです。」 市原 誠「13香の力を感じました!」 鈴木康弘「初手と応手が見えると、その後は比較的易しい。」 松崎一郎「値千金の33歩成。」 三宅周治「飛角の連携プレイに拍手」 原賀立太郎「いったん3一飛と打った駒を後(のち)に1一飛成と捨てるのがよい。」 岡田浩明「23角成の開き王手のときに13銀と香を取られないようにするための下準備の手順が秀逸です。」 福島 博司「遅くなりました」 nobu3「3手目、5手目の飛車打、歩成で24銀の位置をずらす手順が気が付きにくい」 坂本栄治郎「3三歩成を見て初めてヒントの意味解った」 原田雄二「24銀を33に移動させればよい訳ですね。」 ★24銀が守りの要でした。 中野 実「2手目で「2二玉」と逃げると2三飛 3二玉 2一飛成で詰むが この変化は平凡でした。」 浅沼英樹「敵守備を交わす。」 小林 衛「初手「2三飛」で詰めば傑作でした。」 shimacharo「12角で簡単に詰むと思いきや、11玉が意外と詰まなくて悩むことに。33歩成が見えて解決しました。とても綺麗な手順で、解いた後も何度も手順を復唱してしまいました。」 小林理恵「初形で詰方「1三香」でなく「1三歩」の配置なら詰まないのがよい。また「1三飛」の配置なら余詰になります。」 木火「最初に見えた筋が答えだったのは幸運でした。」 松岡利忠「24銀を、どう処理するかの問題。」 川端 潤「12角から31飛というごく普通の攻め筋が見えにくい。」 黒木雅明「23角成の空き王手の時、銀で香を取られないようにひと工夫するという狙いが、うまく表現されていると思います。」 渥美雅之「守備に強い24銀を移動させて詰上がりは面白いです。」 高田 望「気持ち良い手順でした。」 松澤 智「1手目はなんとなく1ニ角しかない感じでしたが1一玉で悩んで1ニ角にも疑いが出てきて…」 高橋隆樹「迷路が張り巡らされて難解でした。8手目で13玉なら34角成!の鬼手で早詰みですね。」 北町奉行「3×3=9マスの中で考えればよかったのですね。もしや上部に逃がさないために14角、同金などもあるのかと読んでしまい十数分かかってしまいました。」 ★余詰消しの15金が幻を見せます。 依田邦久「最初は銀の力が強く迷路に入りました。飛車で玉を誘き出し、歩の成り捨ての筋がある事に気付きました。歩が無くなると角の空き王手の筋も成立して一挙解決となりました。よくできてますね。」 眞壁朝春「角打ちで簡単に詰むかと思ったら、けっこう手を尽くさないと詰まないのには、驚きました。」 twd「狭い空間で、大駒の強さと不器用さを堪能しました。いつ以来か忘れるくらい久々に解答しましたが、大変楽しめる作品でした。」 荻原和彦「2手目△11玉でバッテリー(開き王手が可能な形)。ただし直ちに▲23角成は△13銀で受かる。その銀を移動させての▲11飛成が会心の一手。応手は△同玉か△13玉しかなく、いずれもバッテリー。今度こそ開き王手で収束となる。難易度は低めながら、首尾一貫した後味の良い作品。」 櫻井克巳「33歩成り捨てが絶好のタイミングで入った。」 山路大輔「飛車を犠牲に銀を無力化するのが上手い。4手目21合は同角成で詰む変化も面白い。」 ★良い隠し味。 田中奏多「3一飛に対して合い駒が効かないのが盲点でした。」 さんちゃご「香を守る。」 ひろてん「初手は飛車を打つ手から読んでしまいましたが、遠回りしたので1五の金は初手1一飛からの余詰めを消す存在だと気がつけました。」 友沢友春「24銀を移動することで、13香を守ります。」 武内洋介「銀を動かしてからの11飛成が気持ちよい手順でした。」 りらっくす「作意より変化の5手詰のほうが見えなかった。」 長谷川和久「3手目31飛が好手。」 坂野 均「実戦なら投了したくなるような局面だが意外にしぶとい。13への利きを外すのがポイントですね。」 市橋宗士「飛打、2二玉、飛成、で詰めばいいのだけど、飛が駄目なら角打ちだ、離し飛から歩成が決め手だった、金銀の守りを崩すのが唯一の詰み筋、開き王手の変化も銀移動の賜物、シンプルな構図と手筋だが変化もきちんとと読み切らないと・・」 岸本昌大「狙いは単純。」 松本 繁「2手目に11玉ともぐるのが面白い。31飛のときに22玉とあがるのがわかった後は容易でした。」 田口 亮「金銀が無いと大駒だけでは詰ましにくいですね。」 ★大駒には広いスペースが似合います。 池田秀三「狭いところの応酬なので難手はないが、33歩成を先にいれておくことに注意。易しいが、流れが良く快適。」 占魚亭「銀の利きを逸らして香取りを防ぐ。」 青山良秀「23から逃げられそうなので初手は角に手が伸びますね。そうなれば後は空き王手を狙うだけ」 カーズィ「5手目3三歩成が見えにくかったです。1方面に逃がしてしまいそうでしたが、そうでもなかったですね。」 ds竹「呼び戻し」 冷奴「31飛が21に合駒利かずの妙手(21合は同角成まで)、33歩成 同銀を決めてからの11飛成捨て23角成にて、見事コンパクトトリロジーの具現化。拍手拍手です。」 Junction「大駒の力を発揮。」 浜野乙三「33歩成〜11飛成がシャレている」 門田和雄「打ちにくい角じゃのう、飛車との連係が素晴らしか、よかよか。ここへ飛車を捨てるのは気持ちよかです。(らすとで・・きょうのカボチャ受粉終了)」 【当選者発表】 ■お一人様で何通もの解答を送られた場合、もっとも先に届いたもののみ有効とします。また、お名前(ハンドルネーム)は必ず記載してください。記載のなかった場合、メールアドレスの最初の部分(「@」の直前)の一部を掲載させていただきす。お名前、アドレスともに記載のない場合は、短評のみ掲載し、正解者リスト掲載や抽選からは除外いたします。悪しからずご了承ください。 ■詰パラ最新号を5名様に進呈いたします(定期購読者の方は誌代1ヵ月分入帖)。 ■解答時にメールアドレスを記載された方には、発送先をお尋ねするメールを送りますので、折り返し必要事項をお知らせください。 ■当選者はこちらの皆様です! 当選者……あなすいさん、治山治水さん、ds竹さん、三宅周治さん、さんちゃごさん ■おめでとうございます(^-^) 【正解者(変則五十音順、敬称略)】
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