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【作者】沖 昌幸 【正解】32と、同玉、34香、23玉、33角成、12玉、21銀、同玉、31馬、同玉、32馬迄11手。 【解答数】145名→誤解1名 ★簡素な形で持駒は少なく、解く気にさせる配置と言えるでしょう。 ★初手にいろいろな手が考えられますが、11角を取られてはいけません。この角をしっかり守るなら初手22銀が考えられます。しかし、12玉、13銀成、同玉、35馬、24歩合、15香、14歩合と進んで失敗です。正解は32とで、11玉には44馬と引いて詰み。簡素な初形から盤上の駒をさらに捨てるとは味の良い導入です。 ★と金を玉に取らせての3手目が問題。格言にならうなら、一番下から39香と打ちたいところ。しかし、これには35歩合が玉方の返し技です。以下、同香、23玉、33角成、14玉、15銀、25玉で、26馬と引けないので詰みません。53馬の26への利きを保つため、3手目34香と短めに使うのが好手! 誤解1名はここで発生しました。 ★6手目12玉まで進めて収束に入ります。21銀と捨てて玉を下段に落とし、さらに31馬と捨てるのが豪快な捨駒。31玉の形になれば、これまでに築き上げた33馬と34香の形が活きます。 ★簡素な形から味良い手を積み重ね、最後は連続捨駒。見た目も手順も申し分のない作品でした。 ■ Try everyday!9000回記念懸賞の結果も発表しています。 ■ ◆「トップページ懸賞詰将棋」現在の在庫1作(2025年2月以降未定)です。皆様のご投稿をお待ちしております。 ◆作品投稿はこちらから→【投稿フォーム】 (連絡可能な電子メールアドレスが記載されている作品には、必ずこちらから採否をお伝えする返信メールをお送りしています。投稿から1ヶ月以上経過しても返信がない場合、電子メールアドレスの入力ミスや管理人怠慢の恐れがあります。管理人宛のメールにてご連絡ください。) トマト使いめりるりら「角(馬)のレンジは長い。」 ★この初形から26馬という手が絡んでくるのは意外性あり。 吉田真一「馬の睨みを残す▲3四香の限定打が、持ち駒に金がなくとも、玉方の上部が狭くなっているのが意外な感じを受けました。」 石原 守「香を下から打つと3五に合駒を打たれて,5三の馬が引けなくなってしまうんですね。玉が1二に逃げた後は駒を捨てて3一に引っ張ってくるとは思いませんでした。」 アニメおたく「33角成に14玉とされた時の不利感がいいですね。香の打ち場所も当然ながら限定。」 伯井清行「必然手連発で、易しかった。」 森田 正「34香が変化を見据えた絶好の位置で、きれいに捕まっている。」 RINTARO「限定打34香を中心にうまくまとめられています。」 青江邦正「3二とが見えればあとは易しい。」 marsall「中段で詰む変化の方が作意なら、意外性があってよかった。」 ★これを作意にすると「追っていくだけ」と言われてしまうのです……。変化に隠すのがポイント。 山田毅久「香は上段から打て。」 久保貴史「26馬までの変化を見越した限定打が入りうまくまとめた」 坂野孔一「香の限定打が好手。」 白石直人「6手目で上に逃げると1五銀→2六馬まで。これが出来るためには香を3四から打たないと3五に中合される。第一直感の初手がそのまま正解だったが、香の限定は少し考えた。」 原岡 望「33角成で上部脱出不可とは意外。洒落た好作。」 今野盛基「34香限定打。」 西村 章「香の使い道を考えているうちに32とから34香の筋が見えてきました。後は31銀捨てから上部に睨みを利かせていた53馬を捨てて気分よく収束しました。」 ★この馬を捨てる展開は嬉しいですね。 内藤英一郎「いきなりと金捨てで強力ダブル馬ができるわけですね」 ★角が成れて一安心。 宮川忠久「3四香は馬の効きを通すための限定打だったのか?!」 松田悠吾「簡素な初形に反して意外と難しかった。」 亀井慎太郎「素直な詰将棋でした。33角成るの時に、上ではなく下に逃げる方が、手数が稼げると言うのが、面白い所ですね。」 高橋昌之「上部は大海に見えましたが、ダブル馬の絶妙な配置で最下段へ押し戻せました」 大沼眞人「軽快な詰でした」 井上泰夫「初手からの続きで、一つ一つ良く考えて行きまして、盤面を広く見て、ドンドンと攻めて、最後に気持ち良く詰んでいたのが良かったです。」 砂川順一「簡単だが、馬を捨ててきれいに終わる所は気持ち良い。」 小林常保「3四香の限定打がすべて。令和6年11月1日(土)午後10時18分に解答着手→午後10時43分に解く(所要時間25分)即日 午後10時53分に解答送信」 カーズィ「今日は冴えていたのか、3二とが見えました。ただ変化手順が多く、11手に至るのに少々時間がかかりました。」 ★慣れているとすぐに見えそうな初手かもしれません。42とは41銀とする案もありそう。 空蛙「3三角成に1四玉だと1五銀から2六馬で詰むように、香の打ち場所が限定されているところがうまくできています。1三金一枚だけで他の詰みをなくし、手順を限定させているところもいいと思います。」 熊谷直樹「後手は全て玉が動く」 ★金も動けば完璧? 三宅周治「34香の限定打で見事に収束しました。」 近藤寛己「解答欄に図面が入って答えやすくなりました。」 あなすい「すんなり解けました。」 ふーあんこにゅ「簡素な図式、駒の効きを最大限に活用する詰め手順、に美しさを感じます。難しくはなかったですが好きです。」 門田和雄「と金がじゃま駒だとわかれば、あとは香の限定打で決まる。駒の配置もシンプルでgood !!」 黒柳淳之「5三馬がよく利いているうちに、3二とと捨てての限定打3四香から、3一馬を取らせての最後3二馬のスッキリ感。また、シンプルな図式もいいですね。」 大井芳行「3手目で「3五香」とすれば2三玉 3三角成 1四玉 1五銀 2五玉で逃れとなるのがよい。」 南里憲司「2枚の馬で、玉の上部脱出を阻止」 北原幹久「本誌の詰パラ10月号「ヤング・デ・詰将棋」の次回テーマは「使用駒7枚」。私も応募はしたが、驚くような手数・手順にはならず、大変苦労したが、その伝での本作、細かい計算がされていて感心させられた。初手は銀・香はないので、素直にと金捨て。次の香打が限定打になっている。さらに、2三玉、3三角成に1四玉なら5三馬が香の隙間から利いていて1五銀〜2六馬を見越している。3六香なら3五歩合で不詰だ。3三角成からはやや平易になったが、「玉は下段に落とせ」の習いで決まる。しかも、「清涼詰」のすがすがしさ!秀作である。」 松岡利忠「素直に解けるような気がする。」 大野芳樹「勝手に、初手に香車を打っての「中合問題」だと思い込んでしまい、随分遠回りしました。あまりにもシンプルな作品なのに、難しく考えすぎました。」 ★初手29香は合駒で逃れと即断されそうです。さて、どの合駒が正着でしょうか? 29香には24銀合が唯一の逃れ。以下、32と、同玉、33銀、同銀、同角成、同玉、43銀、33玉で失敗です。 杉山正一「初手3二とが指しにくい。」 渡辺 良「実際の対局でも、大事なと金をこんなに気持ちよく捨ててみたい。」 森谷千代夫「3手目の3四香がすべてですね。藤井八段の実戦形に現れた手みたいです。」 市原 誠「詰みそうな手が沢山見えて、難しかったです!」 鈴木康弘「と金を捨ててからの香車の限定打ちに気づけば、後は易しかった。」 米村玲二「清涼詰めになっていて、簡素な形で良かった」 shimacharo「初手が広くて悩みましたが、32と以降は流れるような手順で詰みました。」 北畑和美「香の限定打が光っている。」 renbajinharuhi「32とで玉を危険地帯に誘導し、34香が馬筋の利きを残した決め手。23玉、33角成の時に上(14玉)に逃げられないようではそれまでの感。」 伊原恒裕「応手が王のみだから、王王(おうおう)図式と命名しましようか。(応々といへどたヽくや雪の門 去来)」 kabo「上部が空いている不安感が、虎の子に見えると金を捨てる初手で一気に解消される感じが気持ち良いですね。」 三森 満「3四香のぴったり感がいいですね。」 ★限定打特有の感覚。 kentara7「途中、2枚の馬がよく利いていて爽快でした。」 野甚蔵「今月は易しく楽しい簡素形作品ですね。詰上がりも清涼詰めで気持ちよいです。32とで馬のほうに引き寄せれば、上から香車で押さえられそうです。馬の利きを止められないように34から打つのがポイントですね。12月号ヤン詰課題の「使用駒7枚」と関係あるのかなと、ふと思いました。」 源川さとし「35に香車がいると邪魔になるのが感心しました。」 坂本栄治郎「駒が、綺麗に捌けた」 池田 明「3手目で「3六香」「3七香」「3八香」「3九香」としても3五歩合の中合で詰みません。」 ダウドナ「(再送信です)37香には35歩の中合いがあるのか! 何か嫌な予感がして再検討しミスに気づきました。」 ★無事に生還。 木村 正「玉方「1三金」は守りの駒でなく玉の逃げ道を断ってました玉側から見れば いわゆる邪魔駒でした。この1三金が無くても詰めば「無防備図式」となりました(惜しい!)」 堀口一雄「29香の紛れに3日間ハマりました…。この狭い中、玉がグルグルと逃げ回る姿が面白いですね。」 川端 潤「「やさしい好形作」というキャッチコピーがぴったり。」 村井大士「初手が、「読み切ったぜ!」という感じがして、良いです。」 ★大事に使いたいと金を捨てるのは格好良い手。 GEDZI「ジグソーパズルのピースがピタッとはまるような香打ち。快感でした(^^)」 杉田 透「香車の限定打は、理由付けが難しいと思いますが、面白い発想ですね。」 川島和子「3手目34香の組み立ては23玉と上部に逃げられそうで不安がありました。5手目14玉が15銀から詰むので12玉と引かせてから21銀で初期の位置に玉を戻して31馬から綺麗に収束するのが気持ちが良いです。」 山田 正「10手目「1二玉」とすれば2二馬引(上ル)の尾岐れ(おわかれ)で詰みます。つまり純粋な清涼詰にはなりませんか?」 谷澤保平「34香の限定打が気が利く手、収束も連捨てで気持ちが良い。」 小野寺隆「何気に▲3四香が限定打なんですね…。上に逃げる方が手数がかかるかと思ったら、違いました。」 原賀立太郎「持駒が銀香でなく飛銀だと余詰が発生します。」 茅野貴裕「5三馬が2六へも3一へも利いていて大活躍」 中野 実「合駒問題なら面白い。今回は飛と桂が登場しませんでした。」 井上浩一「3手目、なにげなく3四香と打ち、簡単に詰みましたが、よく考えてみると、3四香は、5三馬を2六に利かせるための限定打ちでした。出題の真価がわかり、感心しています。」 ★なにげなく打てるだけに誤解は1名ですみました。 籾山大翔「初手3二とだけが詰むのはすごい。」 上谷昌昭「と金をどうぞと差し出した後の香車の打ち場所がカギでした。」 小林 衛「令和6年1〜11月の出題で一番簡単に解けました。」 山椒魚「2六馬の詰め上がりの方が好み。」 高田 望「3手目34香の限定打が馬の26への効きを残すためのポイントですね。」 木火「攻めの要の1つと思えると金を初手に捨てるとは。」 小川晃生「解いた後もヒントの意味が分からなかったのですが、香を下段に打つと35中合で詰まなくなるのですね(゚Д゚;)よくできている...」 稲月健一「初手25香以下をたっぷり読まされました。34香が限定打で入るとは、素晴らしいですね!」 小林理恵「詰方「5三馬」の配置なら詰みますが「6四馬」の配置なら詰まないのがよい。」 岩田章利「香打ちが限定。馬捨てでスッキリ。」 堀口真志「初手2四香も考えましたが、同金と取られて詰まないようですね」 川浜次夫「十手目のように、取っても逃げても結果が同じ場合、取るほうが優先されるものなのですか。」 ★解答審査ではどちらでも正解です。作者の設定する作意では取ることがほとんどでしょう。 浅沼英樹「玉を囲む。」 眞壁朝春「3二とは見えましたが、先に香打ちの味付けがあると思って、なかなか解けませんでした。3四香の限定打がお見事でした。」 黒猫「簡素型から香の限定打が上手い。守備駒を金一枚で済ませているのに感心した。」 武内洋介「戦力を弱めるような初手がやりにくかった」 林 茂広「初手香打ちはうまくいかないんですね。」 貴棋「今月はやさしかった。」 渥美雅之「6手目14王ならば15銀、25王、26馬の早詰なので12王だが、21銀捨てから詰上がりは見事です。」 島岡俊弥「3手目、36香は35に中合いをされてダメなんですね。引っかかりそうでした。」 依田邦久「34香の限定打がポイントでした。香車を離して打つと35歩の歩詰めになり、この筋でしばらく悩みました。駒がどんどん少なくなるのが良い感じです。」 坂口修治「3手目の3四香の限定打が光る。」 貴島琉稀「32と からわりと一直線だと感じた」 ★筋の良い手順なので、すぐに解けた方も多かったようです。 永澤廣知「上には逃げられない!」 原田雄二「初手32と、3手目34香が難しかった。」 福島博司「やっとです」 早田弘之「問題は3手目ここ以外は35に中合をされて詰まなくなる34香は限定打変化で6手目14玉は15銀此時香が34以外では中合に依って26馬が引けなくなるヒントの53馬は下にも効いていると言うのはこのことですね」 黒木雅明「意表を突く初手!」 浜野乙三「と金を34限定香に打ち換える。14玉上には15銀打・馬引がピッタリ。12玉に21銀打・馬捨がピッタリ。見事な銀馬連携。」 ★銀と馬は相性が良い? あるる「▲3四香がオフサイドトラップ。上ずって裏を取られそうな短打だけが玉の上部脱出を許さない不思議。」 松崎一郎「初手から、と金は捨て難い。」 荘山「馬の効きを通すため、香が限定打なのがいいですね。」 明石吉光「いつも挑戦していますが、詰ますことが出来ません。今回はたまたま詰ますことが出来ましたので、初めて解答します。」 ★初解答、ありがとうございます! twd「狭い玉に見えたり広い玉に見えたり、不思議な感覚になりました。」 苅田隆介「この問題は、3手目の3四香が発見できるかがポイントですね。仮に3九香だと、3五の地点に歩でも打たれてだめなんですよね。」 長谷川和久「42とはじゃま駒でした。」 坂野 均「6手目、12に逃げる方が手数が伸びるとは意外。」 北町奉行「後から見れば狭い玉で指し手も限られているのですが6、7分考えてしまいました。」 本多「3二と捨てはひとめでしたが、初手に2四香入れて考えたりして素朴な3四香に気付くのが遅れました。」 山岸 格「馬と香で押しつぶす形の詰め上がりはいつ見ても気持ちが良いです。」 ★最終手は力がこもります。 占魚亭「初手と最終手が32への着手。34香が必殺手で、31馬のダメ押しが気持ちいい。」 河村浩人「▲34香は限定打」 吉野松樹「ヒントは6手目14玉と逃げられても15銀、25玉、26馬で早いということですね。」 佐々木昭則「初手43馬が目につきましたが、なかなか詰まないので、引き返しました^^;玉を上に逃がしそうな初手32とが正解なんですね。要のように見える53馬を捨て、囮のように見える11角でとどめを刺す。面白いです^^」 荻原和彦「スッキリ解けて気持ち良し。5段目で詰上る変化を見た香の限定打、実に味良し。いつの間にやら清涼詰、すこぶる後口良し。」 友沢友春「4手目21王でも同手数駒余りでよろしいでしょうか。上手くできていると思いました。」 ★4手目21玉は31馬、11玉、22銀以下、11手ながら持駒が余ってしまうため、正しい応手ではありません。 佐々木一範「初手でおびき寄せて、3手目で限定打。スッキリです。」 松本 繁「わりと容易でしたが、34香車では35打ちより下だとだめなことがわかって納得しました。35がふさがれると下に逃げられるのは気づきにくいです。」 青山良秀「23に出られても大丈夫な事が分かれば収束は見易い。流石に馬の脚は長いですね。」 安井 豊「香は下段から...おっと危ない。」 岡山 忍「初手は直感、3手目、33銀が駄目で34香に変えたらすんなり解決。先日、棋譜の表記で「引」をど忘れ。「上がる」の反対だから「下がる」の「下」にしてしまった。認知症? 11月は七五三、収穫祭、法事・法要などで忙しかった。」 市橋宗士「持駒に香がある時は、いつも悩ましい、こんな簡素な図で限定打が出現する、金一枚で余詰を防いでいるなんて信じられない、6手目の時点でヒントの意味がわかった、ベテランの手によれば、さらさらとこんな素敵な図ができるのか、作者の「御言葉」をお聞かせください、また、「図を観ればわかる」なんて言わないでたとえ一言でも発信して頂けると、詰ファンとしてはより良く深く鑑賞できるのではと思うのですが・・・」 作者「Limit7。初手が手広いか?」 ★「Limit7」は使用駒数7枚以下の作品を集めた書籍です。好形作ファンは要チェック。 S.Kimura「33角成が玉の脱出を阻む好手でした.」 【当選者発表】 ■お一人様で何通もの解答を送られた場合、もっとも先に届いたもののみ有効とします。また、お名前(ハンドルネーム)は必ず記載してください。記載のなかった場合、メールアドレスの最初の部分(「@」の直前)の一部を掲載させていただきす。お名前、アドレスともに記載のない場合は、短評のみ掲載し、正解者リスト掲載や抽選からは除外いたします。悪しからずご了承ください。 ■詰パラ最新号を5名様に進呈いたします(定期購読者の方は誌代1ヵ月分入帖)。 ■解答時にメールアドレスを記載された方には、発送先をお尋ねするメールを送りますので、折り返し必要事項をお知らせください。 ■当選者はこちらの皆様です! 当選者……平尾一土さん、森谷千代夫さん、武内洋介さん、カーズィさん、野甚蔵さん ■おめでとうございます(^-^) 【正解者(変則五十音順、敬称略)】
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