> サイト一覧 > 詰将棋を解く > 第2回ホームページ作品展 / 第3問 
 

第3問:入選6回 東京都 鈴木 守 (誤0無1)

22金、同玉、34桂、同歩、23歩、同桂、31銀、同玉、42金、22玉、33馬、同桂、32金打、12玉、24桂まで15手

★持駒は豊富なので攻めるには困らなさそうですが、捨てる順序を間違うことは当然できません。持駒の歩はあまり使い道がなさそうなので、3手目の局面で「ラッキー」と思って捨てておくのが解図のコツ。ただしそれだと32玉と逃げられて詰まないので、その前に34桂捨てで馬筋を通しておくのが定石です。42金の礎を築いてからの33馬! これは実際に解いた方でないと味わえない感触だと思います。

千葉 肇―とにかく馬様々で、馬の働きを最大限尊重。その馬もあえなく御陀仏。

★大往生!?

柴田英男―馬を捨ててもよい形にもっていく手順がいい。

天津包子―初手23馬か34馬かと思った。

★この形ならあり得る手です。天津さんならもうすでにネタにしてしまわれた??(^^;

原岡 望―持駒多く不利感に欠ける。

今川健一―たくさんの持駒を順序よく捨てる。捨駒ファンには素晴らしい美味。

菊地 博―33馬が盤上この一手で見事。

金子恒男―持駒が多過ぎて表紙には合わないと思う。33馬の感触がたまらない。

加賀孝志―桂つるしの詰上りとは思わなかった。小駒図的、味よく捌ける。

森田進二―持駒が多かったが、解き易かった。33馬好手。

小笠原功―還元玉ですごく楽しいのですが、持駒が多く一本道。

宇治正子―余詰防ぎの26角が最後まで働かないのが残念。

★この26角には賛否があるところ。元々36桂が置いてあるので、形を乱しているとは思えませんし、そう気にするほどでもないと思います。

佐藤昭次―馬を捨てて、桂で詰め上げた時の気持ちのいいこと。

辻井久生―33歩をつり上げ、馬の斜利きを図り、最後に36桂跳ねる。理論的に緻密な作品です。

末永修二―流れるような好手順で、解いてすっきりの作。

井ケイ―すらすらとけて気持ち良い。

古川剛士―馬の捨て方に一工夫。

糟谷祐介―最初から最後まで全くスキがない。好作。

高橋耕之介―流れすぎの感あるが、33馬がピリッとして詰将棋になった。

斎藤博久―気持ちのよい収束。

塚越良美―持駒の多さに、おじけづく。

神谷護流―桂の守りは桂で崩せ。

真保千秋―側面から押さえるところはやや意外。

秋元節三―かまわず王手をしているうちに筋が見えてくる。

★持駒の使い方が分かりにくい時は、そういう手もアリ、ですね。

三角 淳―33馬の感触を味わいたい。

武田静山―これだけ手順が滑らかだと持駒の多さが気にならない。

20歳プー―大量の持駒を捨てていく中、光るのは33馬。

明石顕治―持駒多いが易しい。

小林 徹―手を出してみると見た目よりはスラスラと進む。

加藤清隆―11手目の33馬が主眼手。詰上りで42金がなければと思うが無理な相談か。

★ちょっと望みが高すぎますか(^^; 主役の馬を切り捨てて小駒のみで詰める面白味、これだけでも充分なポイントになっています。

千葉 等―スムーズな手順で解後感良し。33馬と上る手が旨い。

大髭康宏―難しい手はない、解後感もまずまず。

原田清実―とりあえず歩のうち場所は23だ、ということになればなんとか。

広瀬久展―手順は良いが持駒が多いから…。

三好晃司―表紙には向かない作品。

白石連太郎―効率を重視して攻めれば自然と詰み上がる。

古口 基―どうという事のない作意なのに、迷路にはまってしまいました。評価のわかれる作品?

★あとから手順を追うととても理知的に仕上っているという印象を受けます。が、実際に解くときは、持駒の多さに惑わされて迷路にはまってしまう可能性は高いですね。

いのてつ―たくさんの持駒を捨てる捨てる。最後は馬まで消えて好感の持てる作品。

由良祇毘―33馬が強烈。単なる打捨てじゃなくて手順に変化があるともっとよかったのですが。

mtmt―3三馬がいい感触。

影丸―さ、さ、さすがにとても難しかったです。でも、僕の嫌いな合駒がなかったので多少はとけやすかったです。

西村恒雄―目的は分かっていても持駒を見て長時間手が出せなかった。持駒と盤面馬桂を1回動かすと15手になってしまう計算だし……4手まで進めると軽くなる。

★合駒の出てくる形ではないですし、手をつけてしまえば意外とあっさり解けるのではないでしょうか?

金田拓海―途中まで役立つ馬だったけど、あとから邪魔駒になる面白い作品でした。

市原 誠―持駒の多さに閉口した。ただし、収束は予想通りだった。

城 初―拠点と思われる邪魔馬の消去。

佐藤孝信―Aと同じ 31銀〜42金の順から、こちらは33馬の滑り込みがハイライト。

作者―4手目までは絶対手で、その後の紛れも少なく、本当に33馬の一点狙いですが、感触は結構気に入っています。配置については、26角一枚で余詰防止できたと思ったんですが、普通の人は効率が悪いと考えるのかも……(短評を読んで気づいた)。

★作者お気に入りの33馬の感触、解答者の皆さんもちゃんと味わっていただけたようです。この手をちゃんと終盤に配することができた時点で好評確定かと思われます。

 

このページのトップへ