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第5問:入選8回 東京都 増田直樹 (作品成績はこの下)

34歩、A43玉、44銀、34玉、35銀、25玉、26銀、34玉、35歩、B43玉、44銀、32玉、24桂、22玉、23歩、13玉、14歩、同玉、36角成、23玉、45馬、14玉、15歩、24玉、42角成、13玉、14歩、22玉、C33銀成、11玉、12馬、同玉、13歩成、同玉、31馬、24玉、34成銀、14玉、32馬、13玉、23馬まで41手

A23玉は24歩、13玉、14歩、同玉、36角成、25銀合、23銀、15玉、27桂以下。

B24玉は36桂、13玉、31角成、22銀合、14歩、同玉、41角成、23銀打、25銀打、13玉、14歩以下。

C23馬、同玉、33銀成、12玉、13歩成以下作意同手順。

★今回の目玉。初形を見ただけではただ単に苦労させられるだけの作品に映るかもしれませんが、その手順は完成度の非常に高いもの。序の銀による舞台作りから、馬の追撃。かと思えばあっさり12馬と捨てて収束に持ち込んでしまう。Bのキズは惜しまれるところですが、初形趣向からは考えられない好手順と言えましょう。

★第1回目のホームページ作品展で裸玉を発表された増田さん。初形趣向の分野で着実に成果を上げられています。

作者―今回の作品は、角一色からの長手数を目指して作り始め、コンパクトな形で仕上げることが出来ました。しかし、手順が最長探しのようになってしまったため、どういう評価が得られるか多少心配でしたが、比較的解答者の受けもよかったようでホッとしています。

凡骨生―どこから手をつけてよいか迷うが、歩をたくさん持っているので、とりあえず34歩と打ってはみたものの苦労させられました。

野口賢治―変化読みはあっても合駒の発生しない持駒ばかりなのでリズムに乗れた。

五茂須光―9手目35歩がとびきりの心理的難手。収束も馬捨てが入って奇跡的な作品。

今川健一―配置図は素晴らしい。手順は良くぞ発見と思う。難解ではなく面倒、アァややこし。

北野龍一―詰上り「C」の字。四方に逃げ道をもつ王を追いつめるには音をあげた。

金子恒男―右辺が広過ぎて捕まらない不安が先に立った。小刻みな駒の活用で迫る丁寧な手順でした。

加賀孝志―少ない駒でねばりのある手順。一手一手変化を読みながら解きました。



【総評】

佐藤司―時間不足で2問手付かずです。次回はせめてツバくらいは付けたいものです。

五茂須光―作者の責任ではないが、企画を考えればCとDは難しすぎ。

今川健一―最近暇に任せて、各皆さんのホームページを楽しんでいます。それぞれに個性があって面白い。同じ趣味のお方はメールを下さい。アドレスは imagawa32@yahoo.co.jp です。

【成績】解答総数33通、全解9通

    誤解 無解 平均

@

金屋敏彦 2 20 0 10 1 2.09

A

本田 伸 8 19 0 3 3 2.29

B

江部 健 15 10 0 2 6 2.60

C

田利 廣 7 4 0 5 17 2.63
D 増田直樹 9 4 0 2 18 2.69

【解答者氏名】(上位太字9名が全解)

今川健一 加賀孝志 金子恒男 北野龍一
久後生歩 五茂須光 野口賢治 福村 努
凡骨生      
明石顕治 天津包子 荒川貴道 市原 誠
井上道宣 棋士回生 清一 日下通博
久保博一 佐藤 司 坂本竜雄 下西憲之
真保千秋 スピッツ 高沢武夫 武田静山
千葉 肇 出ア 守 中沢照夫 延原正彦
林八江子 ムーチョ 安原嗣治 あいうえお

 

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