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さて、今回は当ホームページでの作品募集に応えてくださった風みどりさんの作品です。

風さんは言わずと知れた有名作家の方で、内容充実のホームページ、「風みどりの玉手箱」の管理人でもあります。

一見、ややこしそうな出題図ですが、55飛がなければ「32と、66飛、23桂」の3手詰。これが解く際の非常に大きなヒントになるはずです。
持駒の桂馬をうまく操ってその形をめざしてください。17手詰。

(正解はこのページのいちばん下)

初手に22とと指すのは同飛で玉方はびくともしません。
ということは桂を打つ一手に21玉。ここで23桂がなければ当初の目的である飛車の消去に成功するので、桂馬を捨てて43桂と打ちなおし、ようやく飛車を捨てる機会を得ることができました。

同とと取る一手に、再度桂馬を打っては捨てて11玉の形に戻して収束に入ります。

出題図でいかにも攻方の飛車が邪魔なことに気付くのが解法の第一歩となります。目的さえ定まれば、桂馬乱舞、充分に楽しめたのではないでしょうか?

正解―23桂、21玉、31桂成、同玉、43桂、21玉、25飛、同と、31桂成、同玉、23桂、21玉、11桂成、同玉、32と、66飛、23桂まで17手。

 

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