久々の更新です。
管理人の易しい作品をお目にかけましょう。
見るからに普通の作品です。このページのタイトルから、答えは一瞬でわかってしまう!?
11手詰です。
初手24銀成は22玉、33成銀、31玉から左のほうへ逃げられます。銀を動かせる形ではないとすると、隠居している17馬を動かさねばならないでしょう。ということは香が邪魔な駒ですね。
初手から23香成、同玉、25香、13玉(次図)
これで馬を動かして桂馬を奪うことができます。
図の局面の1手前で、逃げずに合駒(24歩合など)が気になるところ。その場合、34金、同玉、24銀成までとなっています。
桂を奪ってみると、またもや香が邪魔で桂が使えない形。というわけで、再度香を打ち換えることになります。
前図から、35馬、同歩、23香成、同玉、24香、13玉、25桂まで11手詰
香4枚を使った打ち換えも考えられそうですが、手数も長くかかりそうですし、作者にそこまでの力はありませんのでご容赦ください(^-^;
では、次の作品です。
前作が香ならこの作品は……。
9手詰です。
図を見て気になるのは22の地点。ここに逃げられても詰むような初手が必要ですが、まあ紛れのある手ではないでしょう。
桂を成り捨てて34桂と打ち換える、これで22玉は不可能となりました。
初手から、42桂成、同玉、34桂、31玉(次図)
初手42桂成に対して22玉がちょっと難しいかもしれません。以下32成桂、11玉、55馬!、44香、同馬、同歩、12香まで同手数駒余り。途中55馬と引く手が気づきにくい手でしょうか。対する合駒で桂馬がないところに注目です。
また、4手目33玉には51馬と入って詰み。
さて、上図をにらんで分かるのは、53桂がなければ64馬と引いて詰みということ。そこで再度の桂打ち換えの登場です。
前図から、41桂成、同玉、33桂、31玉、64馬まで9手詰
香の打ち換えに比べて変化も充実していますし、詰将棋としてそこそこ見られるのではないかと思います。桂を桂に打ち換えるというテーマでは最短7手もありそうですが……どうでしょうか。
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