> サイト一覧 > 読み物 > 詰将棋オモロ講座 / 第17回 〜基本形からの発展B〜
 

△白人「今月のテーマは何ですか?」
▲マニ夫「おっと、その前に8月号の宿題があったやろ。まず、それから解説しとこか」

[第1図]

【正解】
34角、23龍、13銀、21玉@22角成、同龍、43角成、31玉、22銀成、同玉、32馬、13玉、23飛、12玉、22馬まで15手詰

△白人「長くて、少し難しいね」
▲マニ夫「お前にはちょっとなァ。@で43角成がうまい手に見えるけど、31玉と角を取られて詰まへん。だから先に角を成り捨てとくんや」
△白人「7手目同銀成って龍を取るのはダメかな?」
▲マニ夫「それは同玉のあと、どっから飛車を打ってもアカン。23飛は31玉、32飛は21玉、42飛は33玉……」
△白人「なるほどわかった。じゃ今回のテーマに行ってみよう」

[第2図]

▲マニ夫「これじゃ」
△白人「ひどいなァ。これならボクでもすぐわかるよ。33桂、同金、22金打まで」
▲マニ夫「金頭桂の手筋っちうやっちゃ」
△白人「そんな言い方するわけ? 確かによく見る筋だね」
▲マニ夫「これだけでは味気ないんで、2手逆算してみよか」

[第3図]

【正解】
42金打、同金、43桂、同金、32金打まで5手詰

△白人「まだ味気ないような気がするけどね」
▲マニ夫「今日はなんかエラそうやなァ。ちょっと黙っとれ。まァ、もう少しヒネってみよか」

[第4図]

△白人「うーんと、そうか、飛車捨てから入るんだね」

【正解】
41飛、同玉、33桂、同金、42金まで5手詰

▲マニ夫「作品らしくなったやろ」
△白人「初手は離して打つと、22玉で詰まない仕掛けか」
▲マニ夫「そう。ほな、もひとつ別の手筋を組み合わせるわな。こら難しいぞ」

[第5図]

△白人「31飛成、43玉、42龍は?」
▲マニ夫「それはどんどん上へ逃げて詰まんように出来とるわい」(※)

【正解】
41飛成@同玉、51飛、同玉、43桂、同金、52金まで7手詰
@同金は22飛、43玉、53金まで。

△白人「初手が難しいね。これは飛の打ち換え手筋との融合か!」

[第6図]

▲マニ夫「金頭桂手筋、締めくくりはこれや」

【正解】
32飛、同飛、13銀、21玉、33桂生、同飛、22金まで7手詰

△白人「なんか見たことあるけど、一種の退路封鎖?」
▲マニ夫「そういうこっちゃ。いろんなヴァリエーションがあるやろ」

※第5図、出題時は14歩・55銀→64桂だったが、初手より複数の余詰があった。管理人による応急処置。

 

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