▲マニ夫「先月号の最後で、こんなのあったやろ」
[第1図]
△白人「覚えてるよ、確か22金以下の17手詰だったかな」
▲マニ夫「そう、これは別に持駒・金銀桂でもエエんや」
△白人「あ、そう。初手22銀として、あとは同じってこと?」
▲マニ夫「ただし、22銀に42玉と逃げたときの変化がちゃんと詰まなアカン」
△白人「54桂、51玉(52玉は62金、41玉、43飛成)、53飛成、52合、62桂成で詰んでいそうだね」
▲マニ夫「詰んでいそうじゃなくて、詰んどる。しかし、おまえも成長したのう」
△白人「少し戻って、22銀に41玉はどうなるの?」
▲マニ夫「それは32飛成と飛車を取って、同玉に33飛以下やな」
△白人「そうか」
▲マニ夫「こういうアイデアもある」
[第2図]
【正解】
22角、同玉、23金、11玉、12金、同玉、32飛成、22金合、14飛、13桂合、24桂、11玉、13飛成、同金、23桂、同金、12桂成まで17手詰
△白人「角を持たせて大丈夫かな、例えば53角で余詰んだりしない?」
▲マニ夫「それは42歩合くらいで詰まん。逃げると詰むけどな」
△白人「13角は?」
▲マニ夫「それは42玉と逃げて詰まん。まあこんな風に、持駒や配置を入れ替えてみるのもひとつの方法っちゅうこっちゃ」
△白人「確かに角金桂の方が紛れはあるよね」
▲マニ夫「話は変わるけど、先月号の4図をマイナーチェンジしてみて、こういうのはどうや」 [第3図]
△白人「今度は12金だと同飛と取られてどうしようもないね」
【正解】
13飛成、@21玉、33桂、同飛、22金まで5手詰
@12金合は23桂、21玉、11金以下
△白人「何だかあっけない」
▲マニ夫「ほな、これは?」 [第4図]
△白人「飛車の位置がずれただけか。同じように追ってくの?」
【正解】
13飛成、21玉、23龍、A31玉、43桂、同飛、32金まで7手詰
▲マニ夫「Aのところで22金合とすると、やっぱり駒余り2手変長があるけどな」
△白人「ひょっとして、もう一筋ずらしてもできるんじゃないの」 [第5図]
▲マニ夫「これでどないすんねん!? 持駒は?」
△白人「さあ……」
▲マニ夫「エエ加減やなァ」
△白人「飛車の王手でずっと追って行けるんじゃないかと思って。まァ、誰か作ってみてください」
▲マニ夫「このコーナー、ひとまず今日で最終回やで。まだまだ修行の足らんおまえやけど、何か今後の抱負を言うとけ!」
△白人「詰将棋を創れるように頑張ります」
▲マニ夫「よっしゃ。近々また別の講座が始まるやろ」
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