■2024年年賀詰正解

玉方/25銀、31玉、35歩、42銀、43龍、44角/攻方/21銀、24龍、33桂/持駒/桂香/

★本作の狙いは初形です。令和「6」年をかたどりつつ、24龍で20「24」年「辰」年を表しています。

★以上、2024年の年賀詰でした。

★……そういうわけにはいきませんか(^^;

23桂、22玉、12銀成、32玉、22成銀、同玉、31桂成、23金合、21桂成、12玉、
13香、同金、11成桂、同玉、21龍迄15手。

★3手目11桂成で簡単そうですが、31玉と戻られて詰みません。

★実は21銀が邪魔駒。12銀成から22成銀として消します。

★7手目、桂を成るのは右か左か。右に11桂成は23歩合、21桂成、32玉と左に寄られ、41に穴が空いています。

★左に31桂成が正解。これで玉を端に寄せることができます。

★玉方は金合で耐えますが、この金と21成桂を動かして龍の道が開きます。龍が突進して詰み。

★ここからは創作のお話。

★この初形で攻方24龍を置くと、玉は31に置くのが自然ですね。

★41玉を許すと厄介そうなので、33桂も置きたくなります。

★すると玉方43馬か、攻方21銀(角)ですね。

★最初は43馬で考えていましたが、配置の制約が厳しく時間を費やすばかり。

★あきらめて21銀(角)の転向。ここからはすんなり進みました。

★合駒を金に限定するため、飛を使う必要があり、ほぼ43龍の一択。

★35は……飾り駒を置くしかないですね(^^;

★これで完成とはいかず、11手目14香を防ぐため、25銀を配置。形をそれほど崩していないとはいえ、残念……。

★メールにてご感想をお寄せいただいた皆様、ありがとうございました!