【作者】水上 仁
【正解】22銀、同玉、11飛成、13玉、22龍、24玉、13角、同歩、33龍、同馬、25金まで11手。
【正解数】89名(誤解1名)
★まずは上下から飛車が挟む形を楽しんで、迷わず22銀と指せるのが気持ちの良いスタートです。
★3手目11飛成から龍の追撃が始まります。同玉なら31飛成以下なので13に逃げますが、さらに22龍と追撃。同玉なら31角以下なので、これも取れずに24玉。邪魔な馬筋が目に入ると同時に33龍の決め手が浮かびます。
★初手は、玉から見て右下からの王手。3手目は左下からの王手。5手目は右下からの王手……と、左右からのリズミカルな王手が続くのが作者お気に入りの手順でした。
★残念ながら類似作がありました。
昭和26年1月、旧詰将棋パラダイス付録「百人一局集」、荻野修次作
★荻野作は6手目同玉が変同。出題作は変同とと金を消した形にはなっていますが、手順は同一でした。
GEDZI「3一飛の、胸のすく活躍!(^^)」
Peek「美しい。22龍が見えなかった」
★つい角を打ってしまいますね。
S.Kimura「龍が斜めに2つ動くのが面白いですね」
Tazu@「収束が美しい」
chucky「絶大な角の力」
ishibon「うまい手順ばかりに感心」
tattu-「最後はコンパクトにまとまりましたね」
3時のおやつ「基本手筋の組み合わせで解ける教科書的な作で基本が大事なことを教えてくれる」
あいうえお「5手目の2二龍、どうしてこういう手が作れるのでしょうか。恐れ入りました」
ごぶりん「豊富な攻め駒で自然な紛れが豊富。最少の駒数で仕上げてあって巧みです」
★最少の駒数というのは、どうも危険なようで(^^;
さいはて@鈍行流「三手目、五手目の竜の押し売りがたまらなく気持ちの良い手順ですね」
ほの字「英断の11飛成だが取ってはくれず後ろ向きに追いかける様子が愉快」
★押売りは逃げるに限ります。
ポアンカレ「13角に気づけば比較的簡単」
井上賢一「良く捌ける」
雲丹頭「1一飛成、2二龍、3三龍は気持ちの良い、いかにも詰将棋らしい手ですね」
海江田和弘「一目で31角が打ちたくなった」
吉川慎耶「すごく良い! 傑作です」
金角将成「いやー、これは本当に難しかったですよ。解くのに四日かかりました。きれいな形にこの手順は文句ないですね。龍の蛇のようなナナメ移動は珍しい」
原科佐登己「竜を押しつけるところが面白い」
原田慎一「一見簡単そうに見えたのですが、難しいものですね。2二竜に手こずりました」
護堂浩之「よくも悪くも、筋が良すぎて、印象が薄い」
国領俊雄「2枚の飛が「静」と「動」となっていて秀逸です」
★面白い比較ですね。
今野盛基「これも上手くまとまっている作品」
佐藤 司「今では殆ど見かけなくなった押し売り、詰将棋の世界ではバリバリ現役です」
坂本栄治郎「3一飛の大活躍が面白い」
坂野 均「龍の三段活用が素晴しい」
山村 政「簡素形で清涼。華麗な小品」
市原 誠「自殺志願者みたいな龍」
寺垣俊久「31の飛車の押し売り消去がメインテーマ」
小笠原圭「馬をかわし、いなす」
★言い得て妙。
小口伴二「11に成った龍、22に移動した龍が同玉と取れないのがみそ。31の飛の活躍が大きい」
小寺信博「動かない飛車がよく利いている」
小嶋拓治「31飛が邪魔な駒と分かって解けました」
★邪魔駒の飛車ですが、最後は立派な主力駒。
森本竜次「3一飛が無ければ詰むな、ということは分かったので、2二銀、同玉、1一飛成、1三玉、2二龍と行くのには気づきやすかったです。このシンプルな形で飛車の押し売りを成立させており、手馴れた感じがします。ついでに5手目1三龍で初形から原型で3一の飛車を消してしまうのを望むのは欲張りすぎでしょうか?(私にはできませんが)」
深澤京子「2二龍捨てがなかなか見えなかった。美しい詰将棋でした」
青江邦正「龍の押し売りがいい感じ」
青山良秀「これだけ龍を押し売りされてはお手上げ」
斉藤豪士「1問目よりも簡単。迷うところはないですね」
石原 守「どこかで1一飛成が出るとは思ったので考えやすかったかもしれません」
★そういう意識があると確かに解きやすそうです。
千葉勝義「31飛を取らせようとすり寄るが、なかなか取ってくれないところが面白い」
増田智彬「龍が売れた時が、王様の最期」
大森常一「流れるような手順ですね。難しい変化がないので詰ましやすかったです。その代わり、詰ましたあとの爽快感が何ともいえない」
大島春美「竜の活躍に感謝」
★龍に感謝するのか、
谷口翔太「ようやく、竜を取ってくれました、感謝です」
★玉に感謝するのか悩ましいところです(^^;
沢村真理「龍の押し売りで最後はきれいに完結」
池田秀三「気持ちのいい手筋もの」
竹中歩美「最後まで引き締まった作品はサスガですね!」
中瀬俊昭「3手目が全て、ですね。流れるような手順は、見事」
中村隆之「飛車(龍)の押し売りからの一連の手順は爽快」
中澤照夫「龍の押し売りがユーモラス」
仲 剛志「竜を1一、2二、3三と運んでいくのが面白い」
★なるほど、11、22、33、というのは美しいですね。
天野秀紀「1一飛成から龍を斜めに引き戻すところがいい味出しています。少し悩みましたが、きれいな詰形で救われました」
武田竜治「いや〜難しい><」
福元一男「手数表示がないと間違っていた可能性大……」
片桐正二「解後感最高」
片山 知「ずっと15飛を読んでいました。これに対し銀の移動合以外は全てキレイに詰んだので強力な紛れだったと思います」
★この逃れ順も味があります。
堀田 千「22竜から33竜はデリシャス!」
凡骨生「細かい龍捌きが上手いです」
名越健将「手筋、手筋で迫るからうれしくなる。流石は閣下」
茂垣 淳「最初、詰んでいるとは読めませんでした。エキスがたっぷりあります」
和田克彦「1一飛成が見えて解決」
蕨野 涼「11飛成はわかってもまさか、もう一回22竜とは気持ちいい」
★さらに33龍が出ると嬉しくなってしまいますね。
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