【作者】水上 仁
【正解】 23銀、同金、22飛、同金、34角、13玉、22銀生、同玉、23角成、31玉、22金まで11手。 S*2c
Gx2c R*2b Gx2b B*3d K-1c S-2b= Kx2b B-2c+ K-3a G*2b mated in 11.
【正解数】81名(誤解1、無解6)
★右上4×4に収まったきれいな実戦型。初手34角がいかにも好打に見えます。しかし13玉とかわされてみると、23飛、14玉、25銀、15玉で詰みません。かといって初手14飛には13桂合が巧みな受け。以下23角、同金、同歩成、同玉、34銀、14玉、25金、同桂と取ることができます。
★正解は、いきなりの銀飛連続捨て! 駒不足のように思えますが、33金を22に移動させることで質駒になったのがポイント。6手目23歩合は22銀成以下同手数駒余り。よって13玉とかわしますが、金を奪って、ちょうど数が足りるのです。
有吉弘敏「これも可愛い」 無名01「3四からの角打ちの王手のタイミングがなかなか気がつきませんでした」
岡山 忍「銀、飛車と捨てる。プロは実戦で読むのかな? 恐ろしや!」
★実戦で討ち取れたら自慢できますね! 3時のおやつ「簡素な手順に限定打を忍ばせたところはまずまず」
★5手目45角だと8手目14玉が詰みません。
山下 誠「うまく質駒を作るのがポイントですね」 shima「持駒をいきなり3連打してしまうのが意外で、ちょっと苦戦しました」
renbajinharuhi「金はとどめにの格言を実行するための捨て駒の妙」 和田裕之「準備してから角」
原田椅子「みたことのある筋なのですぐ解けました」 Semisulcospira
libertina「綺麗な実戦形ですが結構手強い印象です。初手3四角が筋らしい感じがしたのでそれを本線に読みました。2三角成のところ2三歩成のほうばかり読んでいて正解筋との確信を得るのに時間を要しました」
やきのり「初手角を読んでいる途中で34角の筋が見え、ふわっと解決」
大野芳樹「初手は角打ち、飛車打ちばかり考えてしまいましたが、銀打ちを発見して解けました」
風みどり「はじめは3手目14飛としました」
★格好良いですが、上記初手14飛と同様で逃れ。
伊原恒裕「これは、大発見か。これまでに無かったのでしょうか」 原田雄二「初手誘手がたくさんあり迷いました。34角、14飛、22飛等」
木村良一「類似作が有りそうな気もします」 キリギリス「一見、初手▲3四角の一手。7手目▲2二銀不成が爽快な決め手でした」
中村充男「23の馬の睨みでの詰上りは想定出来るが、そこへ持ってゆく流れが解ってみれば「なるほど」の手筋。7手目の「銀生」がピッタリですね」
海賊王「初形がかわいい」
★名刺に最適? naota「連続タダ捨てによる金の移動、見事です。移動させてからようやく詰形が見えました」
内藤英一郎「銀 飛の連続捨てが見事」 犬飼健一「1三玉と逃がさないことを考えると素直に解けました」
上谷昌昭「3四角と打つために2ニに引き寄せた金が、うまく質駒になってくれました」 はやし「5手目限定が当然ながら良い」
伊藤久徳「銀,飛と取れる金を取らないで打ち捨てておいて,心細くなってから決め手の角を,しかも3四の限定で打たせるのは,うまいと感心します」
大嶋 功「難しかった」 坂本栄治郎「銀飛の連続捨て駒が、カッコ良い」 中村隆之「3四角に気づけないと連続捨ては浮かばない」
和田克彦「3三金がダンスをしているようで、面白かったです」 名越健将「初手の34角がだめなので小技を利かせてから今度こそ34角」
★最初に考えた手が出てくると、思いが通じたような気分になれます。
久保貴史「さりげなく限定打をまぶし肩の力を抜いた熟練の味」 鈴木康弘「守備駒の金を2二まで引きつけて清算する手筋は、実戦にも応用が効きそう」
市橋宗士「美しい、実戦型の好形、3手目が私には盲点で、いろいろな手を読んでいた。5手目も限定ですね。4二金がないと、後半いろいろな手がありますからね」
小山荘一「連続捨て駒で金を質駒にして、34角からの角の威力がこんなにも凄いと再認識させてくれた作品。実戦で出てきたら果たして???」
RINTARO「金を質にする。」
松本 繁「初手の第一感は34角でしたが、外れました。その前に金を質駒にしておくのが上手いですね」
★おそらく、考えた人全員の第一感が34角だったのではないでしょうか。 攻めダルマン「34角が打ちにくかった」
山本孝志「3手目の飛車打ちは持駒が角1枚になるので非常にやりにくいです。初型を見てこれならいけると思ったが、私には難問でした」
ふーあんこにゅ「実戦形の秀作だと思います。3四角のタイミングに迷いました」
松原 淳「上に逃がさない手から考えていたら、この手順なのかと思いました」 遠藤正博「捨て駒が素晴らしかったです」
室雄一朗「初手34角を誘うような初形だが避けられて詰まない。実戦では間違えてしまいそうだ。次々と駒を打ち込んで捨てる味付けさえ決められれば、後は最終手まで紛れのない流れるような手順で収束する。解き応えのある作品」
リー監督「銀と飛車の強引な捨て方が面白い」 椿野ユロ「初手の紛れが多く苦戦」
麟太郎「連続捨て駒で一工夫してから、34角と打つのがおもしろかった」 小嶋拓治「2枚打ち捨てる手順は不安感たっぷりでした」
S.Kimura「角を打つ前に,金を質にしないといけなかったのですね」
高橋隆樹「この第2問には手こずりました。初手34角が第一感ですが13玉で躱されます。上部脱出を防ぐ初手14飛は13歩でも13手詰めですが、13桂と跳ねられると詰みません。初手23銀から同金、同歩成、同玉と裸にしても、22飛には34玉で、45角には14玉で上部が広過ぎます。銀と飛車を犠牲にして33の金を22に移動させてから手筋の角打ちに思い至ったのは締切日でした」
★ギリギリセーフ!
青山良秀「金を上ずらせて攻めたい所、質駒にするとは逆を突かれました」 revine「質が移動させるのがおもしろい」
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