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第2問:入選2回 青森市 本田 伸 (作品成績は第5問の最後)

14銀打、22玉、13銀成、同玉、14飛、23玉、12銀、22玉、21銀成、A23玉、22成銀、同玉、11飛成ロ23玉、14銀、24玉、13龍、15玉、23銀生まで19手

A同玉は11飛成、同玉、32歩成以下。ロも同様。

★食指の動く初形。少し駒を動かしてみればわかりますが、11玉と誘って32歩成を狙うのが攻方の方針。玉方はそれを避けて飄々とかわしますが、最後は上部に逃がして開き王手という意外な収束が待っていました。

★始めから終りまでだれるところがないので、非常にまとまりを感じる作品です。入選2回でこの内容ですから、これからの活躍が期待できそうです。

作者―「もう一工夫」「キレ不足」という意見は耳が痛いのですが、そもそも駒数をおさえ、手の流れを楽しむという作り方なので、あえて素材のまま手を入れなかったというのも、正直な所です。「紛れなく軽快」という評は、その辺りを理解していただいたということで、ありがたく思います。

市原誠―銀の使い方が見事!

棋士回生―この詰将棋は、一目見て22歩がない状態で、玉を11に追う手順を考えればOKだと思います。14銀以下は一本道なので、もう一工夫欲しいところです。

凡骨生―11地点へ何とか誘うのだが乗ってくれない王様。最後は開き王手で捕まる。

明石顕治―紛れなく軽快です。

野口賢治―上段へ逃がすのは冗談でしょというくらい意外。

中沢照夫―玉を11におとす手順。結局11にやることはできないが、別の詰上り。

千葉肇―千日手模様で困ったが、枠から出しても大丈夫。

真保千秋―初手12銀にはまってさあ大変。

佐藤司―狙いの飛成が実現してからはスイスイ進む。

五茂須光―5手目11飛に少考。収束がややキレ不足か。

今川健一―一瞥、11玉ならと考える、正解。この閃きを大切にしよう。

金子恒男―角は威嚇に終わったが、1・2筋の攻めが角筋を意識した攻めでした。

加賀孝志―玉を移動させるのに一苦労。詰上りも意外な場所でした。

天津包子―11飛成を狙ったが駒が余ると思ったら変化だった。

 

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