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第3問:初入選 東京都 江部 健 (作品成績は第5問の最後) 16金、A同玉、26金、17玉、16金、B同玉、15金、17玉、26歩、57飛成、16金、同玉、25銀、17玉、39角、26玉、36金、15玉、48角、同龍、27桂まで21手 AB28玉は17銀、19玉、59龍以下。 ★重い初形を、金銀の打ち換えを軸に捌いていきます。9手目26歩と突いて、それまで拠点だった26を25に移動するのが好手。直後に25銀と打ち換えて早速効果が表れます。最後に48角とのぞき捨てて、攻方の大駒はきっちりと役目を果たして消えていくことに……これだけ駒が活用するのですから、解後感の悪かろうはずがありません。 ★江部さんは、詰パラホームページへの投稿も多い熱心な方。中段〜入玉の創作型手順のものが多く、大きな一発も期待できそうです。 作者―本作で金銀の打ち換え手順をどう評価されるのか心配でしたが、なぜか好評だったのでホッとしました。重たい初形がマイナス点であり今後の創作課題です。なにはともあれ念願の初入選。私にとって記念すべき作品になりました。今後も解後感の良さと意外性を追求した作品創作を心掛けていきます。みなさん!お付き合いの程よろしくお願い致します。 市原誠―初形が些か重たい気がする 棋士回生―尻金の応酬が面白いと思います。 凡骨生―まず邪魔金を消去してから料理する。最後の角捨てが利いている。 明石顕治―打換えと収束良い。 野口賢治―左辺の配置が少し重いが大駒2枚を捌いて堂々の収束。 中沢照夫―龍の横利きを通してもすぐに龍をとられてしまう。その後の手順がすばらしい。 武田静山―形は厳ついが手順は滑らか。 真保千秋―25銀への打ち換えが盲点になった。 佐藤司―大駒二枚を消すのにこれだけ手数がかかった。 五茂須光―57龍を素抜かれて一度は諦めた。 今川健一―邪魔駒を除いて、煙草を一服。後片付けも好手順。 金子恒男―面白い突歩の開き王手。 加賀孝志―攻方のう飛角の捨て方、新人とは思えない。詰上りもスッキリ。 天津包子―ひさしぶりに面白いものを見ました。ありがとう。龍で飛を取るつもりが逆に取られた。
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