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第5問:入選20回 川崎市 山村 政 (作品成績は第5問の最後) 64馬A42銀合、43桂生、41玉、63馬B52龍、53桂、同銀、51桂成、31玉、53馬、21玉、31馬、同玉、23桂生、21玉、32銀、同龍、11馬迄19手 A42金合は43桂生、41玉、42馬、同龍、51金以下。 B52歩合は53桂、同銀、51桂成、31玉、53馬、同歩、23桂生以下2手早い。 ★合駒モノに関しては定評のある作者だけに、気を引き締めて取り掛からねばなりません。2手目の合駒は斜めに利かないと後の53桂が取れません。ここはすぐに決定できますが、続く6手目が厄介で、主眼部といえるところです。適当な合駒をしてロの順を答えられた方が誤解者のほとんどでした。ここは龍の移動合が正解。その意味は? ★12手後の局面がその答え。合駒をすると止まっているはずの龍の利きが、移動合だと残っているのです! よって、53馬をすぐに取らず、21玉とよけることで馬の追撃を必要としています。この2手伸ばしは盲点になりやすく、容易には発見できないでしょう。移動合をテーマにした作品としては目新しい手順ではないでしょうか。 ishibon―いきなり桂馬を取るので、誤解答? 長編の一部分みたいで少し物足りない感じ。 今川健一―慌て者は、53馬に同龍と間違える。 宮浦忍―6手目非限定と勘違いするところでした。 友沢友春―12手目を見落とすところでした。 S.Kimura―初形が面白い。手順は易しいが、桂と馬だけなので詰ましづらかった。 和久井孝洋―馬と桂の威力バツグン。 森田進二―12手目同龍とし、早まる所だった。 宮田卓也―桂1枚は持駒にしたい気がします(出来なかったのかな?)。 ★本作だと盤上が美しくなる分、出題図が優れているようです。 坂東仁市―実力者にかかるとスマートにできるものと感心。 千葉肇―52合が陥穽。非限定だと思ってたけど危ない。 田辺尚弥―銀合限定が頭に残ります。 武田静山―手が限られているので丹念に読める。 真保千秋―31馬で締まった感じ。 小林徹―手抜きしたら転ぶかな。 菊地博―2枚の龍を無為にさせる収束の32銀打見事。 金子恒男―左の馬の動きに注目。 井上道宣―二枚龍対二枚馬の激突。12手目同龍だと2手短い。 市原誠―龍は取って利用するものだと思っていた。取らずに壁として利用するとは意外。 天津包子―バランスの取れた駒配置、手順も面白い。4と入れ替わっていたら17手で誤解する所だった。 ★悪人ぶりを見せる機会だっただけにちょっと惜しいかも(^^; 野口賢治―手順もさることながら、初形趣向でメロメロ。 【総評】 今川健一―手数の長短はありますが、好形で易しい作品が揃いました。ホームページは、いろいろな人が覗く筈。難しいのはダメ。これで詰将棋のマニアが増えます。 宮浦忍―色々なタイプの好作が揃って満足しました。 小林徹―楽しめましたよ。 天津包子―楽しいホームページでした。 【成績】解答総数49通、全解30通
【解答者氏名】(上位太字30名が全解、当選者は【】の3名)
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