> サイト一覧 > 詰将棋を解く > 第6回ホームページ作品展 / 第10問
 

13歩成、同玉、14飛、22玉、34桂、同銀、31角打、32玉、12飛成、同香、22飛、41玉、51角成、同玉、42飛成まで15手。

【解答成績】

参加者53名中→正解44名(誤解1名、無解8名)

【変化】

2手目32玉は31飛、42玉、64角以下。
2手目同桂は14桂、32玉、31飛以下。
2手目同飛は33角成、同玉、34飛、42玉、53銀以下。

★初手単純に31角打は32玉、33角成、同桂、52飛、31玉で、12飛がよく利いています。そこでこの12飛をずらしておく13歩成が好手。対して素直に同飛ならば31角打の読み筋が炸裂しますが、同桂や同玉、あるいは32玉とよける手のすべてがすぐには詰まず、正確な読みを要求されます。

★結局、上記変化のように2手目同玉が最長。3手目は14飛と打つしかありませんが、歩を飛と打ち換えた形になり、守備の要の12飛を強引にむしり取る展開が見えてきました。それを実現するために、桂馬をぴょんと跳ねておくのが収束突入の鍵となります。

★実力未知数の作者、次なる投稿をお待ちしております!

原田清実「5手目33角成が詰みそうで詰まない」

★一例を挙げると、5手目33角成、同玉、34飛、42玉、53銀、51玉、31飛成、41金合……で逃れ。ここの紛れは読みがいがあります。

弘光 弘「14歩を飛に打ち換えて34桂、同銀と取らせる。それでいてこの銀を取らないところがおもしろい」

坂野 均「1、5手目だけが詰将棋らしい手。後は形、手順ともに実戦そのもの」

小野寺達也「物足りない。飛の配置が重過ぎる。手順もパッとしない」

中澤照夫「実戦型にして、実戦的な手順。妙手が1つ欲しいところ」

★力ずくで攻めるあたりは実戦的ですね。

天野秀紀「気分すっきりの手筋」

片山 知「読めば読むほどあふれ出す変化手順、解答を送る前に疑心暗鬼になるタイプの作です」

凡骨生「上手い打ち回しで飛を剥がす」

★この飛を剥がせればしめたもの。

名越健将「2手目同玉とは思わなかった」

茂垣 淳「いよいよ最後、手筋を多数組み合わせていて難解になっています」

木村久昭「成り捨てが軽手」

利波 偉「手成りで詰んでしまった」

ishibon「やはり33の銀を取る順を考えてしまう」

山村 政「初手がわかれば一気にいける。ちょっと流れてしまったようにも見える」

★一局を支えるには少し軽すぎた?

秋元節三「金はないけど重苦しい」

小林 理「詰キストなら初手は常識? でもシンプルにうまくできている」

真保「初手は実戦でも損のない手」

増田智彬「初手が意外とやりにくい」

★端は押さえておきたい……という心理でしょうか。

谷口翔太「2手目の変化だけは考えた。素直な手順が続きます」

竹中健一「この初形だと初手はすぐ分かってしまうのが惜しい!」

今井秀和「軽い初手が一番印象に残った」

坂本栄治郎「飛角桂の連けいがすばらしい」

中村隆之「ほかの手順では逃れているのが素晴らしい」

小峰耕希「頭3手が「香→飛」の打ち換えに出来たらもっと面白かったと思う」

★……14歩→14香(15のほうがいいかな?)は変更できるようです。そのほうが手順としては面白いかもしれませんね。

ss「実戦型ですが、12飛や61歩の不自然配置が目に付き印象が悪い」

たくぼん「26桂が巧い配置」

原田慎一「変化では取る銀を、作意では取らずに動かすという対比がうまいと思います」

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