> サイト一覧 > 詰将棋を解く > 第6回ホームページ作品展 / 第5問 |
16桂、同角、33銀不成、同桂、14金、同桂、26飛、同桂、13角成、同玉、14金まで11手 【解答成績】 参加者53名中→正解41名(誤解5名、無解7名) 【変化】 4手目33同玉は22角成以下。 【紛れ】 初手14金は同角、同銀成、同玉、36角、25歩合、26桂、24玉、44飛、34歩合以下逃れ。 初手33銀不成は同桂、34金、同角、同銀成、同玉、52角、35玉、36金、24玉、44飛、34歩合、16桂、13玉以下逃れ。 初手34金は同桂、33銀不成、同玉、42角成、23玉、35桂、12玉、23金、11玉、33馬、同桂、41飛成、21歩合以下逃れ。 3・5手目26飛は25銀合以下逃れ。 ★埋もれているような31角。これを働かせるには……と考えると、やりたい手が次々に見えてきます。しかし問題はその先にあって、それらの手をどの順番で指すかが本作の肝となります。 ★すぐに33銀不成は同桂、16桂、35玉で、桂が跳ねたため45金が打てません。そこで先に16桂を入れるのが好打。わざわざ上部を広げてややこしくするようで、初手には指しにくいはずです。しかし、角を遠ざけることで36金と打つことができるようになりました。 ★7手目の26飛も35玉と逃げる手があって指しにくい手。これには53角成と、作意とは逆方向に角を成る手が用意されています。この変化が作意と同じ11手、駒の余らない変同で、惜しまれました。 ★解答選手権チャンピオン戦で話題になったあの難解作の作者。短手数ではあってもその実力を十分に発揮された好作でした。 作者(投稿時)「(前略)11手詰としてはかなり難解だと思います。ただし本作はただ難解なだけではなく11手詰の表現としては自分なりの理想的な手順を実現できたので、仕上がりには満足しています。残念なのは収束3手の変同ですが、マニアならすぐに浮かぶ13角成からの収束ばかりを意識すると、この変化が見えにくくなる意味もあり、必ずしもマイナスだけではないと思っています」 ★手の組み合わせは難しいものの、ちょっと新味には欠けるかも……というのが選題時の感想でした。なお、変同については選題時にあまり意識していませんでしたが、変同がある作品よりは、ない作品の方がより出題向きだと思います。 S.Kimura「玉が上に逃げられそうで、苦労しました」 小野寺達也「14金になるほど。心洗われるようだ」 茂垣 淳「指されてみると納得します。いい問題です」 木村久昭「桂と角の弱点を巧みについた問題だと思います」 利波 偉「初手33銀生の手順前後に最初嵌りました。以下も気持ちよい仕上がり」 ★まずはこの角を働かせたくなります。 ishibon「手順前後の確認に時間がかかった」 ★上記のように、根深い紛れ。 中澤照夫「飛車も角も消えて清涼詰。鮮やか」 片山 知「手順前後は不可でしたか」 凡骨生「詰め難い味あり飛捨てが思い浮かばなかった。8手目変同あるは残念」 弘光 弘「桂がピョンピョン楽しい」 坂野 均「桂ピョコピョコ三ピョコピョコ。26飛が意表をつく手。これを5手目にやると25桂と移動合で逃れ」 山村 政「手順前後の綾に相当悩み、5〜7手目の連捨てには唸った。秀作といってよいのでは」 たくぼん「桂がぴょんぴょん。利きに目がくらむ」 原田慎一「桂の2段跳ねが気持ちいいです。8手目、35玉の変化も良いと思います」 原田清実「きれにできてるなー。絶好調ですね」 小林 理「手順前後を許さないうまい構成になってるなー」 真保「33銀のタイミングが大切」 増田智彬「手順の組み合わせが見事」 谷口翔太「捨駒は多いが、1手指すと次が見える。気分は良いが、解き難さは無し」 竹中健一「気持ち良い捨駒の連続でフィニッシュも決まりました!」 ★作意は5連続捨駒で、爽快感抜群です。 中村隆之「(相手の)桂馬が大活躍」 山本孝志「26飛はわかっていたけど、14金から33銀生としたので手間取った」 秋元節三「こうなると15桂にも動いてほしくなる」 ★15桂だけ不動……となるとちょっと残念ですか。 小峰耕希「23銀だけ最後まで残るとは」 ■第6問へ■
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