> サイト一覧 > 詰将棋を解く > 第6回ホームページ作品展 / 第7問
 

23金、同金、42飛、22桂合、同飛成、同金、14龍、13桂、24桂、21玉、32金、同金、23龍、同金、32金まで15手

【解答成績】

参加者53名中→正解45名(誤解1名、無解7名)

【変化】

4手目他合は13金、同桂、23龍、同玉、14金(桂合ならこの金を取れる)、12玉、23金打以下。

★22金を取るわけにはいかず、かといってこの持駒だと攻めあぐねる形。26桂を跳ねて手作り?も、筋がずれているので有効ではなさそうです。そんなわけでいきなり途方に暮れますが、意外な打開策がありました。

★初手23金と捨てて、42飛が限定打の好手(上記変化手順中、14金に33玉と逃げた時のため)。ここで桂合を引き出せるのがうまい構成です。6手後の局面を初形と比べてみると、持駒の飛金が桂に換わっただけですが、この交換のおかげで14龍〜24桂という手が発生し、局面が打開されます。

★7手目以降が既成手順なのが弱みですが、この収束にこういう逆算ができるとは!と個人的には驚かされました。

★本誌4月号にて初入選を果たした作者、8月は本サイトトップに登場予定ですので、そちらもお楽しみに!

木村久昭「持駒の飛車を横から使う筋が浮かばず苦戦」

利波 偉「この収束が多少序がついても、短編では使うのが辛いと思う」

★これで別の収束なら……と思う半面、この収束だからこそ斬新な序に映るのかも!?

ishibon「初手13金からの手順にはまり、最も苦労した。3手目の42飛と以降の手順も秀逸。」

増田智彬「桂を入手するために飛金を消費。浪費なのかお買い得なのか…」

★詰んだのでお買い得?

谷口翔太「成る程。こんな序もありますか、感心しました」

竹中健一「難しくはないですが、限定打と限定合が入っているので合格ラインですね」

中村隆之「巧みな手順で持駒交換」

S.Kimura「桂合が強力で、詰ますのが大変でした」

片山 知「序盤で龍を切る筋を延々と読んでいました。4手目の合駒を見て方針を決めるなんて高度なテクニックですね」

凡骨生「手筋に持って行くための桂を合駒で奪う一工夫が巧い」

名越健将「飛金≦桂ですね」

★<ですかね。

茂垣 淳「持駒の使い方で迷います。とてもよくできています」

坂野 均「きれいな実戦型。飛の限定打、桂の限定合に移動合と盛り沢山。龍の動きがお見事」

山村 政「13金と打ちたくなるのを我慢するところがミソ。収束はよくある形だが綺麗にまとまった」

★直感ではその手から入りたくなるところ。それを変化に持ってきたのは巧みです。

ss「7手目からは既成手順ですが、この限定打と限定合が入ったのは収穫」

たくぼん「金1枚を桂に変えたらいつもの形になりました」

沖 昌幸「手筋に入った時点で26桂が不要駒となるのが痛い」

★ちょっと痛いですね。

小野寺達也「ぱっと見、あの筋だが、手に入れ方が器用だ」

中澤照夫「飛、金を桂1枚に換えるということ。桂が決め駒」

天野秀紀「桂合が絶妙で悩むがこれを活用するのが面白い」

原田清実「最後はあの手筋とは思いましたが飛金を桂への持駒変換が入るなんて贅沢な」

弘光 弘「飛車より桂馬の方が役に立つ」

坂本栄治郎「22桂合をバサッと飛で斬るところが痛快!!」

★合駒は残したままよりも取るほうがスッキリしますね。

小林 理「金よりも桂」

真保「桂が手に入ればしめたもの」

秋元節三「序の5手はなかなか高級」

小峰耕希「手順の流れが良い作品」

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