> サイト一覧 > 詰将棋を解く > 第7回ホームページ作品展 / 第1問
 

玉方/12香、21歩、32玉、53歩、54金、63歩/攻方/11角、16龍/持駒/角金桂/

36龍、41玉、31龍、同玉、43桂、32玉、33金、41玉、42金、同玉、
24角、43玉、33角引成、52玉、51馬、43玉、33角成まで17手。
+R-3f K-4a +R-3a Kx3a N*4c K-3b G*3c K-4a G-4b Kx4b
B*2d K-4c B1a-3c+ K-5b +B-5a K-4c B-3c+ mated

【解答成績】全問参加者46名中→正解41名(誤解1名、無解4名)

★すっきりとした初形で、一見すると解き易そうな印象。ところが、いざ考え始めてみると、左に逃げる王様を阻止する方法がないのではという大きな不安がよぎります。初手12龍は合駒で止められますし、23角や33金では4筋に逃げられます。33角成、同玉、51角も合駒で続きがありません。36龍に42玉は24角で詰みますが、41玉でやはり左に……と、ここでの閃きが鍵となります。

★大切そうな龍を、3手目31龍!と捨てるのが好手。これで龍は失いますが、43桂と打つことができ、すなわち51地点への利きが生じます。次に、これまた大切そうな金を捨てて、玉を42地点に呼び出します。この局面が持駒の角1枚で詰むとは驚きで、2枚角の活用で追い詰めていきます。清涼詰(攻方2枚のみ)ですっきりとまとめました。

★前半と後半のバランスを欠くような印象もありますが、龍捨て金捨ては妙味がたっぷりで、これぞ詰将棋といった内容です。

海賊王―不詰感がある。一番難しかった。

永島勝利―生角2枚だけになっても詰むのが凄い。

はやし―トップにしてはかなり苦しんだ。龍切りは思いつくが、詰む持駒には見えなかった。

★客寄せではなかったですね(^^;

山下誠―2枚角を徹底して同じ筋に使うところが新鮮な味わい。

★筋違いでも連結しても強力な2枚角。たしかに同じ筋で使うのは珍しいかも。

谷口翔太―1、3目が難しい。持駒があると打ちたくなるのが悪い癖。

有吉弘敏―異色の追い筋のため、1番目の問題でしたが、解けたのは最後の方になりました。

名越健将―5枚の駒による連携プレー。

占魚亭―序の龍捨てがハイライト。

服部卓磨―最初の4手がすごい。2手目42玉は早く詰むのですね。

竹中健一―これ詰むの?と思った……。31龍がすごい!

やまかん―初手平凡でやりにくかった。23角から入って悩んだ。作意は2手目からは割りと一本道かな。

嵐田保夫―実戦だと12龍としてしまいがちだが、本譜は如何にも“詰将棋”的手順。筋に入る事の強烈さを感じる。

加賀孝志―龍を捨てる変化、その後も紛れ有り。楽しむと言うより苦しむ作。

川島敏嗣―31龍から43桂は一瞬不詰感が漂う手順で、虎の子の金迄捨てて24角で詰むのが不思議。

小林徹―2手目42玉は×。用心が必要。

★幸い、この誤答はありませんでした。

小山邦明―実戦にも役立ちそうな好手順。初入選おめでとうございます。

★申し訳ないです。入選2回目でした。

鈴木彊―36龍からスバリ31龍と捨て43桂は旨い。これで筋に入る。収束も2枚の角で見事に決まる。

須川卓二―33金は一瞬ためらった。

竹村孔明―9手目42金が見えませんでした。31龍にはびっくりしました。

千葉等―龍捨てが見えず大苦労。

中沢照夫―仰天の31龍捨て。

西野かな―線が細そうな手順に見えますが、43桂でほぼ捕まっているとは……。

原雅彦―龍だと捨てる気になりにくい。

原田雄二―初手36龍の発見が難物。2手目の41玉、6手目の32玉も大事。

水野修―角の連携に持ち込むのがうまいです。

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