> サイト一覧 > 詰将棋を解く > 第7回ホームページ作品展 / 第10問
 

玉方/11香、14飛、21桂、22玉、23歩、41金、44歩/攻方/43飛、54歩、57角/持駒/金銀3桂/

33銀、同桂、13角成、同玉、25桂、同桂、22銀、24玉、33飛成、15玉、
16銀、同玉、36龍、17玉、27金、18玉、38龍、19玉、28龍まで19手。
S*3c Nx3c B-1c+ Kx1c N*2e Nx2e S*2b K-2d R-3c+ K-1e
S*1f Kx1f +R-3f K-1g G*2g K-1h +R-3h K-1i +R-2h mated

【解答成績】全問参加者19名中→正解9名(誤解2名、無解8名)

★今回出題作の中では最難問であったと思われます。その原因は序の3手。頭の中でこの3手を動かしてみてください。その異様さがはっきりと感じられると思います。

★上部に追い出しても詰むという壁、13にしか利かない角を33にも利く桂に打ち換えるという壁、そのために33銀と捨てておくという壁。最後にどうなるかを知っていればこれらの壁を順にたどることもできるでしょう。しかし実際には、玉を右上に留めておきたいと考えたくなるのは当然のこと。平凡な手段が通じないという確信を得て、ようやく力尽くの打開策に気づきます。

作者―13角成の一発芸。詰上り位置の意外性でご容赦を。

★序に比重がかかりすぎているという不満はあるものの、それほど煩雑ではない初形でこの手順をまとめあげた力に感心させられます。最後に変化をまとめておきましょう。4手目同香は11銀、同玉、41飛成、21銀合、22金、同玉、32金、同銀、11銀以下17手。6手目24玉は33飛成以下作意同様。8手目同玉は33金以下。

永島勝利―何だか、余詰筋みたいな収束。

山下誠―36飛成以下の収束は既成手順で感激がない。

★見慣れた道ではあります。

谷口翔太―13角成が決断の好手。まさか、こんな処で詰もうとは!

有吉弘敏―作品展の中で最後まで悩みました。最初の7手はひょっとして成立するかもと何回も期待を抱き・諦めるを繰り返しました。良い作品だと思います。

坂本栄治郎―スゴイ壮大な世界。21金や、11銀の筋や丸3日考え最後に13角の単捨て発見ベスト推薦作品。

名越健将―今回の作品展の最難問。21金と打ち込みたいが、1枚足りない。

★3手目21金は32玉、41飛成、同玉以下どこかで84角という手が出るのでは……というのは強烈な紛れです。

占魚亭―13角成が気持ちのいい一手。

竹中健一―詰上り場所は意外でしたね! ただ、13角成はたまにある筋なので想定内でした!

嵐田保夫―13角成のタイミングが超絶妙。初手から入ってしまい全12作品中一番苦戦した作。

★初手13角成のほうがまだ可能性がありそうですよね。飛車筋を2重に止めてから……というのは見えにくいです。

水野修―最初指しにくい手が続いてスリルがありましたが最後流れましたか。

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