> サイト一覧 > 詰将棋を解く > 第7回ホームページ作品展 / 第11問 |
33桂、同銀、32銀、同玉、43金、同金、41角、22玉、31馬、12玉、 【解答成績】全問参加者19名中→正解11名(誤解3名、無解5名) ★大量の持駒に怖気づくところですが、すぐに33桂から32銀と攻める手が見えます。この時点で持駒4枚になりますから、にわかにやる気が出るというもの。5手目44桂は同銀で穴が開くので、ここも簡単に43金と決まります。しかし、問題はこの直後にありました。 ★6手目21玉は11金、22玉、31角、同玉、42馬、22玉、31馬!という31角&馬捨ての好手順で詰みます。では6手目22玉はどうでしょうか? 同じように31角だと12玉と寄られて全然ダメ。かといって他に手がないように見えます。……ここを不詰と決めつけてしまうと、ほぼ必然の序で他の手を探すという苦労を強いられることでしょう。6手目22玉に対する正しい詰め方は、33金!、同玉、25桂、24玉、35角以下でした。やや多い無解者が発生した原因と思われます(誤解もこの22玉の変化に嵌まったものでした)。 ★この変化を乗り越えれば、あとはすっきりとした流れ。角2枚をしっかりと捨てて、盤上金銀歩のみの清涼詰(攻方の駒が2枚のみ)でおしまいとなります。 作者―舞台が狭いので飛躍した手はありませんが、まとまりはあると思います。 海賊王―6手目22玉もしっかり割り切れている。 永島勝利―6手目の変化が結構難しい。 はやし―6手目22玉の変化に苦労した。 ★33金以外では詰まないので良心的といえるかもしれません(^^; 山下誠―軽快な手筋物。最後までリズムがあって心地よい手順。 谷口翔太―6連続の捨駒で王を追います。最後は大駒が消えての清涼詰。易しいが、解いて嬉しくなる作品です。 ★これだけ捨駒が続くと快感ですね。 有吉弘敏―作者名からきっと難解作だろうと思って身構えましたが、素直な手順でした。 坂本栄治郎―最後に駒2枚の収束気持ち良い。 占魚亭―馬の利きを通すまでが勝負所。 服部卓磨―一手一手に変化が多くて大変でした。 竹中健一―最初の入り方だけ分かれば後はスラスラ解けますね! 原田雄二―6手目22玉は以下33金、同玉、55角で21手駒余りですね。 ★上記の手順で最短17手でした。 水野修―ズシンズシンと聞こえてきそうな重厚な寄せですね。 ■第12問へ■
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