> サイト一覧 > 詰将棋を解く > 第7回ホームページ作品展 / 第6問 |
33香成、同銀、31角、同玉、51飛成、22玉、21龍、同玉、32銀、22玉、23角成まで11手。 【解答成績】全問参加者19名中→正解16名(誤解1名、無解2名) ★いかにも解きやすそうで食指の動く初形です。初手は32に香を成るか角を成るかというところ。32香成は13玉、35角に24歩合で困ります。32角成は13玉、35角、24歩合、14銀、12玉、23銀成まで……というのは読みが足りません。歩合のところ飛合とし、14銀、12玉、23銀成、同飛、同馬、同玉、24飛、12玉、14飛、21玉と進んで惜しくも詰まないのです。この紛れを振りきって、初手33香成と捨てるのが軽妙な着手です。 ★この33香成は飛筋を通そうという手ではありません。42銀を33銀と移すことで、下段からの攻撃が可能になるのです。角を捨て、龍を捨て、21玉の形を作ってしまえば収束となります。 作者―初手の紛れの多さが狙いです。 ★初手で考えさせて、あとは流れるような手順でまとめてあり、充実感と爽快感を併せ持った軽作と言えるでしょう。 塚ア彰仁―スッキリとしたホームページに持って来いの問題ですね! 海賊王―2手目同玉の変化がいい。 ★2手目同玉の変化は、24銀、22玉、23銀不成!、33玉(21玉は32銀不成以下)、22角、同銀、34銀成まで味の良い早詰順があります。 永島勝利―センスの良い初手から始まり、小気味の良い連携プレーが続く。 あいうえお―32角成、13玉、35角の攻めが魅力的で(たぶん24飛合で不詰だと思いますが)、ずいぶん手間どりました。 はやし―55歩の意味は? 作者―玉方55歩は余詰防止のための配置です。 ★初手32角成、13玉、35角、24飛合、同角、同玉、42馬、35玉、53馬以下の順に対応。 山下誠―初手の香成に捨てがたい味がある。 谷口翔太―5手目に銀を打って、「ハイ、待った」。この王位置では詰みません。 ★5手目32銀は42玉とこちら側にかわされます。 有吉弘敏―初手の紛れと飛車の回転が良い感じ。 ★変化では横に利き、作意では縦に動きます。 坂本栄治郎―銀の翻弄面白い。 名越健将―捌いて捌いて清涼詰。2手目同玉はなしよ。 占魚亭―技ありの初手。 服部卓磨―駒を捨てていく感じが楽しかった。 竹中健一―相手の銀の裏をかくようなうまい手順ですね! やまかん―32銀を打ちたい形と思ったら閃く。 嵐田保夫―何の変哲も無いといってしまえばそれまでだが、啓蒙的作品か。 原田雄二―33香成の発見が難しかった。 水野修―詰将棋らしい初手です。 ★逆算での創作と思いますが、この手が入ったのは変化・紛れの両面から見ても大きな価値がありますね。 ■第7問へ■
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