> サイト一覧 > 詰将棋を解く > 第7回ホームページ作品展 / 第8問 |
35銀、37玉、46銀、同玉、35馬、37玉、26馬、46玉、35銀、45玉、44銀、46玉、45飛、同玉、35馬まで15手。 【解答成績】全問参加者19名中→正解15名(誤解1名、無解3名) ★いかにも44銀が邪魔な駒。左側に55銀と捨てるのは同銀と取られ、54地点から逃げられることになります。よって銀を右に引きます。2手目36玉は26飛、37玉、46銀!、同と、48銀打まで。ここで調子の良さそうな手順が浮かびます。3手目26銀、27玉、17銀とする銀の行進はどうでしょうか。 ★たしかに楽しい手順には違いありませんが、なんと18玉ともぐられて詰まないのです。よって46銀と捨てて、馬を動かせる形になりました。馬を引けば簡単に詰みそうですが、意外と粘ります。手をつなげて、何をやっているのか分からなくなりそうなところで、12手目46玉(途中図)を迎えます。
作者―狙いは初形と12手終わった後の局面対比。原形のまま馬だけワープ。紛れるとしたら3手目26銀くらいですが、27玉以下、54馬なら36桂合、17銀なら18玉で意外とつかまりません。 ★軸だった飛車を捨てて、すっきりと詰め上がります。実力者がさらりと描いたミニパズル、是非盤に並べてお楽しみください。 海賊王―邪魔な44銀を消した後、また44銀が現れるのが面白い手順。 永島勝利―初手55銀の紛れにはまった。その裏には、こんな美しい調べが! ★55銀と捨てても同じような手順をたどれますが、上記のように54地点が空いたため、44銀の開き王手の時に54玉と逃げられます。以下銀も取れるし攻撃陣も強力なのですが、不思議と詰みません。 あいうえお―玉がほぼ同じところをウロウロするところにおかしみがある詰将棋、という感じでしょうか。 はやし―44銀まではそれなりに早く見えたが、最後の3手が盲点で苦労した。 ★飛車を捨てるところに銀が利いているのが原因かも。 山下誠―銀の動きを楽しむ知的なパズル。 谷口翔太―不要な銀もあれば、大切な銀もあります。人生いろいろ、銀もいろいろ。 有吉弘敏―銀が主役ですね。 名越健将―54銀を留まらせておくのがポイントで、44銀は純然たる邪魔駒だった。 占魚亭―馬・銀を銀・馬の形に。パズルの趣きのある軽快な手順が素晴らしい。 服部卓磨―銀がずれたら3手詰になるとは……。すごい。 竹中健一―邪魔駒消去ですが、ミエミエなのはちょっと残念なところですね。 やまかん―初形から26に馬をワープさせてからの〜。 嵐田保夫―26銀〜37銀の変化は18玉できわどく逃れている。 ★馬が通って、飛車と銀が囲んでいるのになぜ……という形ですね。 原田雄二―13手目45飛が決め手。 水野修―2度の35銀からの攻めの展開がそれぞれ違ってうまいですね。 ■第9問へ■
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