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今回の問題を解く前に、第1話「もぐらたたき!?」をご覧になることをおすすめします。
手順の繰り返し原理がほぼ同様で、8手セットを4回繰り返せば詰みとなります。

(正解はこのページのいちばん下)

初手の飛車の打ち場所はもちろん限定されていて、離して打ってしまっては後の右辺への展開ができません。
玉は銀を奪って逃走を図りますが、左辺を金に塞がれてしまっては、いずれ追い詰められてしまう運命にありました。

駒の配置について感心させられたのは、三段目の歩と香です。
例えば83香ではなく歩ならば5手目に76金右、84玉、86飛以下の詰みが生じてしまいます。盤の幅が9筋であることと、金銀や香が4枚あることがこれほど相性がいいと思ったのは今回が初めてです。

「TOYBOX」オープン記念に加藤氏からいただいた作品の一つです。

正解手順―96飛、84玉、85銀、同玉、86金、84玉、95金、75玉、76飛、64玉、65銀、同玉、66金、64玉、75金、55玉、56飛、44玉、45銀、同玉、46金、44玉、55金、35玉、36飛、24玉、25銀、同玉、26金、24玉、35金、15玉、16飛まで33手。

 

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